その他の東洋古典の名言 老子
道家書、二巻、八十一章、約五千字から成る。戦国時代における道家思想家の言説を漢初に集成したもの。道を宇宙の本体とし、道に則った無為自然、謙遜柔弱の処世哲学を説く。
上善(じょうぜん)は水の如し。水は善く万物を利して争わず、衆人の悪む所に居る。故に道に幾(ちか)し
(もっとも理想的な生き方は、水のようなものである。水は万物に恩恵を与えながら相手に逆らわず、人のいやがる低いところへと流れていく。だから、道のありように近いのである)
人に勝つ者は力あり。自らに勝つ者は強し
(他人と争ってこれを打ち負かす者は力があると言えるが、本当の強者ではない。私欲私情を克服できる者、すなわち私心に打ち勝つことができる者こそ、真の強者である)
上士は道を聞いては勤めて能(よ)くこれを行う。中士は道を聞いては存(そん)するが若(ごと)く亡するが若し。下士は道を聞いては大いにこれを笑う
(すぐれた人物は道を教えられれば即座に実行する。中程度の人間は道を教えられても半信半疑である。つまらぬ人間は道を教えられると腹を抱えて笑い出す)
天網(てんもう)恢恢(かいかい)疎(そ)にして失わず
(天の網はこのうえなく大きく、網目こそ粗いがなに一つ取り逃すことがない)
今月の致知
最新号 9月1日 発行/ 10 月号
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この道より我を生かす道なし この道を歩く
王 貞治(福岡ソフトバンクホークス会長)
道場六三郎(銀座ろくさん亭主人)
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一筋の道を歩み見えてきたもの
青山俊董(愛知専門尼僧堂堂頭)
山川宗玄(臨済宗妙心寺派管長)
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人を喜ばせたい、その一心が我が経営人生を導いてきた
櫻田 厚(元モスフードサービス会長)