その他の東洋古典の名言 古文真宝

詩文集、宋末の黄堅の編。前集十巻、後集十巻。前集に漢から宋代までの詩、後集に戦国時代末から宋代までの文が文体別に分類、収録されている。江戸時代、初学者の教材として広く読まれた。読みは「こぶんしんぽう」


子を養いて教えざるは父の過(あやま)ちなり。訓導して厳ならざるは師の惰(おこた)りなり

(子供を養育するとき、人たるの道を教えこまないのは父親の過ちである。子供を教育するとき、厳しさに欠けるのは教師の怠慢である)

盛時重ねて来たらず 一日再び晨(あした)なり難し 時に及んで当に勉励すべし 歳月人を待たず

(若いときは二度とやってこないし、一日のうち二回も朝が来るわけではない。楽しめるときには精一杯楽しむ。歳月は人を待ってはくれないのだから)

謂(い)うことなかれ、今日学ばずして来日(らいじつ)ありと

(今日やらなくても明日があるさ、こんなことを口にしてはならない)

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