仕事や人生に役立つ致知活用法 『致知』に出会って、人生をリスタート
~ベッドから起き上がれなかった自分が人生について深く考え得た気づき~
心身の不調から立ち直った男性(40代)のインタビュー
Q:以前、仕事や人生に悩み、葛藤する日々を送られていたと伺いました。
仕事一筋で打ち込みすぎて、39歳の時に立ち上がれなくなるほど体調を崩した時期がありました。当時、私は大規模なイベントの企画から運営までを扱う外資系企業に勤めていて、毎日、早朝から深夜まで働き詰め。休日も関係なく、お客様からの問い合わせに対応する生活を続けていました。
仕事が増えるのに反比例して体力が衰えていく中で、自分のキャパを超えてしまったのでしょうね。ある朝、ベッドから起き上がることができなくなってしまったんです……。起きようにも起き上がれなくなり、まさに人生の谷底に落ちたと思っていました。
しかしこの経験を通じて、仕事や人生について深く見つめ直すことができたと思っています。体を壊すまでの自分を振り返ってみると、人生を真剣に生きて来なかったわけではありませんが、会社や社会、誰かがつくった枠組みに捉われてていたように思います。
自分は何のために働くのか――。これから先の人生、どう生きていくのか――。
改めてそう問い直した時、これから目指すべきテーマは「自分で枠組み自体を思い描き、真剣に人生を生きていくことにある」と思い至ったんです。
『致知』と出会ったのはまさにそのテーマを目指して、人生をリスタートした時でした。致知出版社の存在自体は前から知っていたんですが、たまたま立ち寄った本屋で「いいな」と思って手にしたの『読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』で、その内容に感動し、すぐに『致知』の定期購読を申し込みました。
Q:『致知』の第一印象はいかがでしたか?
初めて読んだ時、「これはただの雑誌ではない」「こういう価値観をもった読者の人たちと繋がりたい」と強烈に思いました。人生を真剣に生きるというテーマをここまで探究した本に出合ったのは初めてでした。
『致知』に登場しているのは経営者やシェフ、スポーツ選手に主婦の方など、職業も年齢も様々な人たちですが、すべての記事に共通しているのが、どの方も人生の危機に直面し、悩みながらも乗り越えてきたという点です。どなたかの本を読んでいてそうしたストーリーに触れることはありましたが、一冊の雑誌の中に様々な方々の危機の乗り越え方が紹介されているというのは稀有なことだと思います。
また、内容の深さ、言葉の重みにも感動しました。人生の中で一番大事なコアの部分、「人はどう生きるべきか」という一つのテーマを感じました。
私自身、一度谷底を経験したからこそ、『致知』の言葉が響いてくるようになり、「自分の人生を真剣に生きたい」と強く意識するようになりました。同じく、『致知』を読んでいる方々は心からこういう雑誌を欲している人、人生を真剣に生きようと日々頑張っている人たちばかりだと思っています。ですから、読者の人たちとも繋がり、『致知』からの学びの共有や人生について、語り合いたいと思います。
Q:『致知』はどんな方にお勧めしたいですか?
自分の人生を真剣に生きている人にお薦めしたいです。人生や仕事の意義について深い部分で考えている人や、自分の人生を探究せざるを得ない立場にある人には特に薦めると思います。
若い人たちが時代を変える、と自分がこれまでいた外資系やベンチャー企業ではよく言われていましたが、私はそうではないと思っています。20代、30代を真剣に、無我夢中に生きていた人たちが40代になった時に、それまで身につけてきたスキルや経験値によって大きな仕事ができるようになる。ですから、私はいまが一番充実しています。
他人の枠組み、会社の枠組みでしか生きてこなかった人は、定年後、肩書や役職が急になくなった時に初めて、「自分の人生って何だったんだろう」と考えるようになるのかもしれません。
自分の人生を真剣に生きる人が増えると、社会に活力が生まれてくるような気がしています。現代は情報化社会であり、多忙でもあるので、自分の人生について考える機会が少ないと思います。だからこそ、毎月届く『致知』を通じて、仕事や人生について振り返る時間をつくってほしいと願います。
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