仕事や人生に役立つ致知活用法 ある高校生の『致知』の生かし方

~自分が大切にしたい価値観が何かを教えてくれた~
都内の私立大に通う男子学生(21歳)のインタビュー


Q:『致知』との出会いは?

私が『致知』を読み始めたのは今から7年前の中学3年の冬頃でした。
当時、全寮制の男子校に通っていた私は、中3のときに寮内の新入生を教育する責任者を務めることになりました。
この経験は私にとって人生で初めてのリーダー経験だったため、「どうすれば人がついてくるリーダーになれるのか」と考えるようになりました。

ちょうどその頃だったかと思いますが、新聞を読んでいると、その誌面に『致知』の広告が掲載されていて、その存在を知りました。
すぐに図書館の雑誌コーナーに足を運ぶと『致知』が置いてあり、表紙を見て一流の人が出ていたことから、この雑誌は信頼できると感じ、インターネットからその日のうちに申し込みました。


Q:高校ではどんな読み方をされていましたか?

基本的には、学校の授業の休み時間で読んだり、放課後の時間を使って読んでいました。
学校の勉強では得られない学びが『致知』には書かれていると感じていたので、学校の勉強だけに偏らないよう『致知』を読むようにしていました。

まず『致知』が届いたときに、自分の興味がある内容を目次を見てチェックし、気になった記事からどんどん読んでいきます。
連載記事の「生涯現役」はちょっと年齢がかけ離れすぎてイメージが湧かないので読むことはありませんでしたが、年齢の近い「20代をどう生きるか」は好んで読んでいましたね。


Q:学業と人間学の勉強との両立は大変ではなかったですか?

学校の成績はまあまあといったところでしたが、勉強との両立に関してはあまり大変だったという印象はありませんでしたね。

『致知』は定期購読なので、読む時間も一か月間ありますし、何より後輩の指導が好きだったので、それに生かせる学びが書かれている『致知』を読むのが楽しかったです。


Q:『致知』を読んでいてよかったことは何ですか?

初めの頃は自分の興味・関心のある分野の人や有名人ばかりに意識が向いていましたが、読み続ける中で次第に色んな分野の人たちにも目を向けるようになりました。
それによって、自分の世界がぐっと広がったように感じます。

『致知』を読む前は、こう生きたいといったものを持たずに、お金を稼いでそれなりの人生を送れればいいかななんて漠然と考えていましたが、そうではないなと。
なんというか、自分のためだけでなくて、世のため人のために自分ができることで何かしら役立つ生き方がしたいなと思うようになりました。

いろんな価値観を知り、その中で何を大切にしたいのか、自分にとって大切にしたい価値観は何かを知ることで新しい世界は広がっていくと思うのですが、それを幅広くしてくれるのが『致知』かなと思っています。


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