その他の東洋古典の名言 唐詩選

詩選集、七巻。明の李攀龍(りはんりゅう)の編。李白や杜甫など、盛唐期の詩に重きを置き、計百二十八人の四百六十五編を詩体別に収めたもの。日本には江戸初期に伝来し、漢詩入門書として大いに流行した。


春眠暁を覚えず 処々(しょしょ)に啼鳥(ていちょう)を聞く 夜来風雨の声 花落つること知んぬ多少ぞ

(心地より春の眠り、夜が明けたのにも気づかなかったが、もうそちこちから鳥の鳴き声が聞こえてくる。昨夜はしきりに風雨の物音がしていたが、いったい花はどれほど散ったことか)

白日山に依って尽き 黄河海に入って流る 千里の目を窮めんと欲し 更に上る一層の楼(ろう)

(太陽は山の上に傾き、黄河は海をめざして流れていく。千里の彼方まで見極めようと、更に上の階へと登っていった)

人生意気に感ず 功名誰か復た論ぜん

(人生は男同士の意気に感ずるもの。功名手柄は問題とするに足りない)

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