10 月号ピックアップ記事 /学内木鶏会で我が部はこう変わった
107年ぶり夏の甲子園優勝!! 慶應義塾高校野球部の飛躍を支えた「人間学」の学び 森林貴彦(慶應義塾高等学校野球部監督)

企業向けの研修としてスタートした『致知』をテキストにした勉強会「社内木鶏会」。いまやその学びの輪は「学内木鶏会」として全国の中学高校大学にまで広がっています。この度、5年ぶり19回目となる夏の甲子園出場を決め、数々の熱戦を制して107年ぶりの優勝を果たした慶應義塾高等学校野球部もその一つです。同部を率いる森林貴彦監督はいかに木鶏会の学びをチームづくりに生かしてきたのでしょうか。その歩みと実践をお話しいただきました。

スポーツの最も崇高な価値は、目標に向かって一所懸命努力する中で心と体がバランスよく育まれ、その後の人生を導く財産になることだと信じています。
社会に羽ばたいていった後も当部での経験を糧にし、各々が選んだ舞台できらりと輝く存在に成長してくれることが、指導者にとっての何よりの喜びです
森林貴彦
慶應義塾高等学校野球部監督
私が監督を務める慶應義塾高校野球部は、2023年7月に行われた第105回全国高校野球神奈川大会にて強豪・横浜高校を制し、5年ぶり19回目となる夏の甲子園出場を決めました。
そして甲子園の舞台においても、選手一人ひとりが持てる力を見事に発揮し、連覇を目指す仙台育英高校を決勝で破り、107年ぶりの優勝を掴むことができました。
2015年の監督就任以降、2018年春には9年ぶりとなるセンバツ出場、同年夏には10年ぶりの甲子園出場を果たしたものの、ここ数年は甲子園の舞台から遠ざかっていた当部が、なぜ頂点に立つことができたのか──。その背景の一つには、これまで約2年、毎月欠かさず続けてきた『致知』を活用した勉強会「木鶏会」の学びがありました……(続きは本誌にて)
プロフィール
森林貴彦
もりばやし・たかひこ――東京都生まれ。慶應義塾高等学校、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。大学卒業後、某有名企業に勤めるも、高校野球の夢捨てがたく指導者への道を決意、筑波大大学院で体育理論を修める。その後、幼稚舎教諭。長い間、日吉倶楽部技術指導委員長として、また学生コーチOBとして積極的に部員の技術指導に携わってきたが、2012年から助監督就任。2015年秋から監督として指揮を執っている。
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