世界のDRUM TAOへ ~三十年の挑戦を支えた運命の出逢い~ 藤高郁夫 (タオ・エンターテイメント社長)

今年結成30周年を迎え、世界26か国、累計観客動員数1,000万人に迫る和太鼓エンターテイメント集団「DRUM TAO」。
和太鼓のみならず、篠笛や三味線や琴などを組み合わせたダイナミックな演奏と観る者の心を揺さぶる独特の演出で、数多くの人々を魅了している。代表を務める藤高郁夫氏に、30年の歩みの中で飛躍への転機となった出逢いとそこから学んだことを伺った。

出逢いのチャンスってたくさんありますけど、結局は求めている人にしかその出逢いは訪れないんだなと痛感しています。出逢いこそが自分の成長や豊かさに繋がる最大のものではないでしょうか

藤高郁夫
タオ・エンターテイメント社長

――藤高さんが代表を務める和太鼓エンターテイメント集団「DRUM TAO」は、今年結成30周年を迎えられたそうですね。

〈藤高〉 
おかげさまでこれまで世界26か国で公演し、累計観客動員数は900万人を超え、1000万人に迫っています。今年は30周年記念公演を全国各地で行っていますが、地元・大分をはじめ結成当初にお世話になった場所での公演がたくさんあり、感慨も一入(ひとしお)です。

この30年をひと言で振り返ると、「がむしゃら」ですね。子供が遊びに夢中になって、日が落ちて真っ暗なのにまだ打ち込んでいる。僕はそういう生き方をしているので、30年はあっと言う間だなと感じます。一方で、あんなこともした、こんなこともした、それやったのってまだ先月? みたいなこともしょっちゅうあって、ものすごく密度が濃いですね。

和太鼓というがむしゃらになれるものと出逢えたことは、本当に幸せだと思います……(続きは本誌にて)

プロフィール

藤高郁夫

ふじたか・いくお――昭和34年熊本県生まれ。大学卒業後、外資系商社や大手流通業を経て、平成5年にDRUM TAOを結成。7年に阿蘇くじゅう国立公園を有する大分県竹田市久住町に移転。12年九州を中心に100万枚のチケットセールスを記録する。16年世界最大の芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」に初参加。25日間の連日公演をすべて完売させ、衝撃の世界デビューを飾る。以後、ワールドツアーを展開し、今年結成30周年を迎えた。


2023年9月1日 発行/ 10 月号

特集 出逢いの人間学

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