10 月号ピックアップ記事 /二十代をどう生きるか
自分の仕事をとことん深掘りし様々な経験を積め 野本弘文(東急会長)
土地開発を手がける小さな事務所からキャリアをスタートし、現在は鉄道や不動産など、様々な事業を展開する一大企業グループを統括する立場に至った野本弘文氏。組織の中で新たな道を切り拓きながらリーダーとしての力量を養い続けてきた氏が、その原点となる若き日の体験を踏まえて贈る二十代へのエール。
どんな仕事も、楽しまなければ長続きしません。仮に点を取られても、次には必ず逆転のチャンスが訪れる、最後に勝てばよいのだと長い目で向き合うことも大切です
野本弘文
東急会長
私が東京急行電鉄(現・東急)へ入社したのは、昭和46年でした。当時の日本は東京オリンピック、大阪万博と相次ぐ国家行事で空前の好景気に沸いており、就職戦線は学生に有利な売り手市場。「いまならどこでも入れるのに、なぜ電鉄会社へ?」と周囲からは随分言われたものです。
しかし、子供の頃からものづくりが好きで、大学で土木工学を学んだ私は、当社が東京と神奈川に広大に広がる多摩田園都市の開発を進めているのを知り、街づくりを手懸ける会社ならいろんなことに挑戦できそうだと考えて当社を選んだのです。いま振り返っても、この決断は間違いではなかったと思っています。入社式では、当時の五島昇社長から新入社員を代表して辞令を受け取ったことを懐しく思い出します……(続きは本誌にて)
プロフィール
野本弘文
のもと・ひろふみ―—昭和22年福岡県生まれ。46年早稲田大学理工学部卒業後、東京急行電鉄(現・東急)入社。平成13年事業戦略推進本部メディア事業室長、16年系列ケーブルテレビ会社であるイッツ・コミュニケーションズ社長を経て、19年東京急行電鉄取締役。23年社長に就任。30年より会長。
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