四書五経に学ぶ人間学 書経

儒学の経書、五経の一つ。二十巻、五十八編。『書』または『尚』ともいう。堯舜から秦の穆公に至る記録をまとめたもので古代政治における君臣の言行が記されており、史書としての価値も高い。


教うるは学ぶの半ばなり

(人に教えるということは半分は自分が学ぶということでもある)

習い性(せい)となる

(習慣が生来の性質のようになっていく)

人を玩(もてあそ)べば徳を喪(うしな)い、物を玩べば志を喪う

(人をもてあそぶようなことをすれば徳を失い、物をもてあそぶようなことをすれば志を失う。 ※成語である「玩物喪志」の出典)

過ちを恥じて非を作(な)すなかれ

(過ちを改めることをためらって、過ちを重ねるようなことをしてはならない)

皇天は親なし。惟(た)だ徳をこれ輔(たす)く

(天は人を選んで親しくするようなことはしない。ただ徳のある人を助けるのである)

百姓(ひゃくせい)昭明(しょうめい)にして万邦(ばんぽう)を協和(きょうわ)す

(広く人民の生活が成り立つように取り計らい、さらに他の国々まで仲よく共存せしめた。 ※「昭和」の元号の由来となった言葉)

地平らかに天成り、六府(りくふ)三事(さんじ)允(まこと)に治まる

(地上は平和に収まり、天は順調にめぐり、六つの府庫は充実して国民は生活に満足している。 ※「平成」の元号の由来となった言葉)

汝(なんじ)、面従(めんじゅう)し退いて後言するあるなかれ

(面前では従うフリをしながら、退席すると陰口を叩くなどあってはならない)