その他の東洋古典の名言 宋名臣言行録

宋代の宰相以下九十七人の名臣たちの言行を集めた伝記集。前集十巻、後集十四巻の計二十四巻で朱熹の編纂によるもの。帝王学の教本として、またあるべき臣下の手本として日本でもよく読まれた。後に朱熹の弟子である李幼武が続集八巻、別集二十六巻、外集十七巻を著し、南宋の名臣の事跡を補った。


水至って清ければ則(すなわ)ち魚(うお)なし。人至って察(さつ)なれば則ち徒(と)なし

(水が清すぎると魚が住みつかなくなる。それと同じように小さなことまで咎め立てすると人が寄りつかなくなる)

君子小人の際は、まさに誠を以てこれを待つべし。但(た)だその小人なるを知らば、まさに浅くこれと接すべきのみ

(君子に対しても小人に対しても、誠をもって接すべきである。ただし、相手が小人だとわかったなら、ほどほどに距離を置いて接すればそれでよい)

事を処するには、心あるべからず。心あれば則(すなわ)ち自然ならず。自然ならざれば則ち擾(みだ)る

(ものごとを処理するには下心があってはならない。下心があれば無理をする。無理をすれば混乱を招く)

君子は道を同じくするを以て朋(ほう)を為し、小人は利を同じくするを以て朋を為す

(君子は道を同じくする者を友に選び、小人は利益を同じくする者を友に選ぶ)

君子は進み難く退き易し。小人は是に反す。若(も)し小人、路(みち)を得ば、豈(あ)に去る可(べ)けんや

(君子は権力に執着しないため、容易なことでは地位を目指して名乗りを上げたり、立ったりしない。むしろ地位から遠ざかり、ときにはさっさと引退してしまう。反対に小人はそれだけの中身がないのに権力欲だけは旺盛で、いったん地位や権力を手に入れると、それにしがみついて手放そうとしない)

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平成22年5月22日 株式会社 致知出版社

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