その他の東洋古典の名言 資治通鑑

編年書、二九四巻。宋の司馬光撰。英宗の命で一〇六五年に着手、一〇八四年に完成し神宗に献上。はじめ『通志』と称したが、治世に役立ち、為政上の鑑と賞され、勅号を賜った。戦国時代から五代末まで一三六二年間の編年通史で周紀に始まり後周紀で終わる。読みは「しじつがん」


疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知り、板蕩(はんとう)に誠臣(せいしん)を識(し)る

(強い風が吹いて初めて茎の強い草がわかり、天下が乱れて初めて忠誠を尽くす臣下が分かる。 ※成語である「疾風に勁草を知る」の出典)

徳の才に勝る、之を君子と謂(い)い、才の徳に勝る、之を小人と謂う

(徳が才能に勝っている、これを君子と言うのであり、才能が徳に勝っている、これを小人と言うのである)

上(かみ)は下(しも)を信ぜず、下は上を信ぜず、上下離心(りしん)すれば、以て敗るるに至る

(上にいる者が下にいる者を信じず、下にいる者が上を信じず、上下互いに心が離れ離れになっていれば、必ず失敗してしまうものである)

経師(けいし)は遇(あ)い易く、人師(じんし)は遇い難し

(経書の内容を教えてくれる教員はどこにでもいるが、人の道を教え人格を養ってくれる師はなかなか出会うことができない)

其の人を知らんと欲せば、其の使う所を観よ

(その人について知ろうとするならば、その人の行いを観察するのがよい)

良薬は口に苦けれども、唯だ病む者のみ能(よ)く之を甘しとす、忠言は耳に逆らえども、唯(た)だ述(したが)う者のみ能く之を受く

(良い薬は口には苦いが、病人だけはこれを甘いと感じることができ、心からの忠告は聞き入れられにくいが、素直に従う者だけがこれを受け入れることができる)

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