その他の東洋古典の名言 王文成公全書
明代の思想家・王陽明の語録や書簡を門人の徐愛・陸澄・薛侃がまとめたもの。三十八巻。語録三巻、文録五巻、別録十巻、外集七巻、続編六巻、附録七巻と分かれており、王陽明の代表作として知られる『伝集録』はこのうちの語録三巻に含まれる。
学は志を立つるよりも先なるはなし
(学んで自分を磨くためには志を立てることが先決である)
志立たざるは、舵(かじ)なきの舟、銜(くつわ)なきの馬の如(ごと)し。漂蕩奔逸(ひょうとうほんいつ)して、終(つい)にまた何の底(いた)る所ぞや
(志が立っていないのは舵のない舟やくつわのない馬のようなもの。波のまにまに漂ったり、勝手に走り出したりして、どこへ行き着くか分からない)
山中の賊(ぞく)を破るは易く、心中の賊を破るは難(かた)し
(山の中の賊を破るのは簡単だが、心の中の賊を破るのは難しい)
今月の致知
最新号 9月1日 発行/ 10 月号
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一筋の道を歩み見えてきたもの
青山俊董(愛知専門尼僧堂堂頭)
山川宗玄(臨済宗妙心寺派管長)
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人を喜ばせたい、その一心が我が経営人生を導いてきた
櫻田 厚(元モスフードサービス会長)
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人間の可能性をこうして花開かせてきた
林 成之(スポーツ脳科学者)
小泉敏男(東京いずみ幼稚園園長)