その他の東洋古典の名言 文章軌範

文章集、七巻。南宋の謝枋得の撰。科挙試験のために、模範とすべき文章の傑作を編集したもので、韓愈・柳宗元・欧陽脩・蘇軾など唐宋の古文作家の文章が選ばれている。日本でも江戸中期以後愛読された。


一国は一人を以て興り、一人を以て亡ぶ

(国家は一人のすぐれた人物が現れることによって興隆し、一人のすぐれた人物を失うことによって衰亡する)

功の成るは成るの日に於(お)いて成るに非ず。蓋(けだ)し必ず由(よ)って起こる所あり。禍(わざわい)の作(な)るは作るの日に於いて作らず。また必ず由って兆す所あり

(ものごとが成功するのは成功したその日に成功したのではなく、必ずその原因がある。ものごとが失敗するのは失敗したその日に失敗したのではなく、必ずその前兆がある)

世に伯楽(はくらく)あり、然(しか)る後に千里の馬あり。千里の馬は常にあれども、伯楽は常にはあらず

(世の中に馬の良し悪しを見立てた名人である春秋期の伯楽のような人がいてこそ、千里の馬も現れてくるのである。ただし、千里の馬はいつの時代にもいるが、伯楽のような人物はめったに現れない)

死は或(あるい)は泰山(たいざん)より重く、或は鴻毛(こうもう)より軽し

(同じ死でも、泰山より重い場合もあれば、おおとりの羽毛より軽い場合もある)

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