その他の東洋古典の名言 古文真宝

詩文集、宋末の黄堅の編。前集十巻、後集十巻。前集に漢から宋代までの詩、後集に戦国時代末から宋代までの文が文体別に分類、収録されている。江戸時代、初学者の教材として広く読まれた。読みは「こぶんしんぽう」


子を養いて教えざるは父の過(あやま)ちなり。訓導して厳ならざるは師の惰(おこた)りなり

(子供を養育するとき、人たるの道を教えこまないのは父親の過ちである。子供を教育するとき、厳しさに欠けるのは教師の怠慢である)

盛時重ねて来たらず 一日再び晨(あした)なり難し 時に及んで当に勉励すべし 歳月人を待たず

(若いときは二度とやってこないし、一日のうち二回も朝が来るわけではない。楽しめるときには精一杯楽しむ。歳月は人を待ってはくれないのだから)

謂(い)うことなかれ、今日学ばずして来日(らいじつ)ありと

(今日やらなくても明日があるさ、こんなことを口にしてはならない)

今月の致知

最新号 3月1日 発行/ 4 月号

特集 人間における運の研究
  • 人間における運の研究

    鈴木秀子(文学博士)

    數土文夫(JFEホールディングス名誉顧問)

    横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長)

  • 勝運を掴む

    岡田武史(今治.夢スポーツ会長)

    小久保裕紀(福岡ソフトバンクホークス監督)

  • 運を高める生き方

    野本弘文(東急会長)

    熊谷正寿(GMOインターネットグループ代表)

閉じる