2 月号ピックアップ記事 /二十代をどう生きるか
艱難辛苦の時こそ成長のチャンス 乗り越えられない困難は来ない 正垣泰彦(サイゼリヤ会長)
2022年に創業55年の節目を迎え、現在国内外に1,500店舗を構える世界最大のイタリアンチェーン「サイゼリヤ」。21歳の時に千葉県市川市の17坪の洋食店からスタートし、今日の繁栄を導いてきたのが、正垣泰彦氏である。辛酸を嘗め尽くしたという氏の20代の足跡を辿ることで、人生・商売繁盛の極意を探る。
苦しさを通り抜けなければ、人間は正しくなれない
正垣泰彦
サイゼリヤ会長
現在、世界中で1,500店舗を展開するサイゼリヤは、国内外1万店舗という壮大なビジョンを掲げ、日々生身の闘いを続けている。
それは自らの利益ではなく、お客さんや社員を幸せにするために他ならない。「人のため」という信念を貫き、あらゆる困難に立ち向かってきたことで、今日まで発展してきたのだと思う。
戦後間もない1946年、兵庫県生野町(現・朝来市)で生まれた私は、自然豊かな環境で伸び伸び育った。
医者の家系で裕福だった分、おふくろはよく近所に手料理を配っていた。私も幼い頃からおふくろを手伝うにつれ、人に喜ばれることが嬉しい世話好きの性分が形成されたと実感している。
小学校2年生の時には、親父の仕事の都合で東京に転校した。田舎と都会の違いに戸惑いを隠せず、その反動からか、次第に悪事を働くようになった。時に警察沙汰を引き起こすほどの問題児である。
極めつけは高校1年生の時。
……(続きは本誌にて)
~本記事の内容~
◇手を差し伸べてくれた恩師
◇「おまえには素質がある」
◇運命を変えた母の言葉
◇かくして繁盛店へと導いてきた
◇最悪の時こそ最高である
本記事では全3ページにわたって、正垣氏の若かりし歩みを振り返っていただきました。
度重なる困難を乗り越えてきた正垣氏の体験談には、仕事・人生を発展させていく秘訣が凝縮されています。全文は本誌をご覧ください!
プロフィール
正垣泰彦
しょうがき・やすひこ――昭和21年兵庫県生まれ。42年東京理科大学4年次に、レストラン「サイゼリヤ」を千葉県市川市に開業。43年同大学卒業後、イタリア料理店として再オープン。48年マリアーヌ商会(現・サイゼリヤ)を設立、社長就任。平成12年東証一部上場。21年より現職。著書に『サイゼリヤの法則』(KADOKAWA)など。
編集後記
2021年12月号で表紙を飾っていただいて以来、弊誌を愛読してくださっている正垣氏。取材中にも弊誌への並々ならぬ思いを熱く語ってくださいました。誰もが知るサイゼリヤの知られざる創業秘話をぜひご一読ください。
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