目の前の人や事にフォーユーの精神で向き合えば、人生の扉は開けていく 永松茂久(人財育成JAPAN代表)

累計発行部数140万部を突破した『人は話し方が9割』を筆頭に、数々のベストセラーを世に送り出してきた永松茂久氏。氏の作家としての原点は、たこ焼きの行商からスタートし、飲食店経営に奔走した20代にあるという。その歩みを辿ることで、運命を開く要諦を探る。【写真=たこ焼きづくりに情熱を注いだ20代の頃】

どうしたら目の前の人が喜んでくれるのかをまず考える。

非効率の追求を続けることで、よりよい方向に導かれていくのではないでしょうか

永松茂久
人財育成JAPAN代表

僕の20代は「冒険」の10年間でした。ゴールも羅針盤もない旅でしたが、必死でもがいた経験や様々な出逢いによって、人生の基礎が養われたと実感しています。

1974年、商家の四代目として大分県中津市で生まれました。ギフト店を営む両親は忙しかったので、近所の商店街が遊び場でした。

そして10歳の時、商店街にたこ焼き屋ができたことが分岐点になりました。お小遣いを片手に店に入り浸る。たこ焼きづくりを手伝う度にその魅力にハマり、たこ焼き屋が僕の夢になったのです。

高校生になる頃には学校にもろくに行かず、たこ焼き屋で修業する毎日です。一緒に店を手伝っていた親友とは「大きくなったら二人で店をつくろう」と約束し、人脈づくりのため、卒業後は東京の大学に行くことを決意しました。

しかしながら、学業を疎かにしていたことが仇となって卒業延期に。さらに浪人していた最中、親友が心臓病を患い、17歳の若さで他界してしまったのです。

……(続きは本誌にて)

~本記事の内容~
◇冒険の20代
◇運命を変えた2つの出逢い
◇「人生に迷ったら知覧に行け」
◇感動は非効率の中にある
◇やるべきことに全力を尽くす

本記事では全3ページにわたって、永松氏の若かりし歩みを振り返っていただきました。華々しい作家活動とは裏腹に、必死にもがいた永松氏の体験談には、仕事・人生を発展させていく秘訣が凝縮されています。全文は本誌をご覧ください!

プロフィール

永松茂久

ながまつ・しげひさ――昭和49年大分県生まれ。平成13年たこ焼きの行商を開始。15年ダイニング「陽なた家」を開店。現在は作家としての執筆や次世代の著者育成に取り組んでいる。令和元年に出版した『人は話し方が9割』(すばる舎)は日販の年間ランキング・ビジネス書部門で史上初の3年連続1位に輝く。著書に『20代を無難に生きるな』『人生に迷ったら知覧に行け』(共にきずな出版)など多数。


編集後記

『人は話し方が9割』で知られる人気作家の永松茂久氏。先般発刊した『致知別冊「母」2024』に続くご登場です。20代の生き方に関する著作も手掛ける氏のメッセージは、やりたいことが分からないと嘆く人々に多くの示唆を与えるでしょう。

2024年12月1日 発行/ 1 月号

特集 万事修養

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