人生はギフトに溢れている池貝知子（建築デザイナー）

毎号分野を問わず、人生を真剣に生き、一隅を照らしている女性にフォーカスしている人気連載「第一線で活躍する女性」。創刊当初より読者の皆様からの高い人気を得ている人気連載です。今月は、建築デザイナーとして個人邸宅から商業施設まで手掛ける池貝知子さんにご登場いただきました。
〔写真＝池貝さんがデザインを担当し、2018年に開業した「XIAN MAIKE CENTRE BOOKSTORE」。中国・西安のハイテク産業開発区にある書店をメインとする4,500㎡の複合施設〕

本当は人生はギフトに溢れている、そう気がつき受け止めることができれば、人生はよい方向へ導かれていくのだと実感しています

池貝知子
建築デザイナー

──池貝さんは建築デザイナーとしてご活躍されていますが、どういう作品を手掛けられているのでしょうか？

〈池貝〉　
個人の邸宅から商業施設のデザインまで大小様々です。有名なところで言えば代官山T-SITEのクリエイティブ・ディレクション、二子玉川蔦屋家電の設計デザインなどを担当させていただきました。最近は初めてプロダクトのデザインを依頼され、マッサージチェアも手掛けています。

──小さい頃からこうしたデザインがお好きだったと伺いました。

〈池貝〉　
ええ。私は7歳までアメリカで育ちましたが、向こうの人は皆インテリアが大好きで、しょっちゅう模様替えやＤＩＹ（自分でつくること）をしているんです。私も10代の頃から海外のインテリア雑誌を食い入るように読み込むようになり、中学生の時には将来は建築やインテリアのデザインをする仕事に就いて、人の役に立とうと決めていました。

プロフィール

池貝知子

いけがい・ともこ――東京都生まれ。平成2年日本女子大学家政学部住居学科卒業後、松田平田設計を経て、18年アイケイジー設立。17～令和3年日本女子大学家政学部住居学科非常勤講師を務める。「代官山 T-SITE」のクリエイティブ・ディレクションをはじめ、二子玉川蔦屋家電、B＆B Italia Tokyo、西安/XIAN MAIKE CENTRE BOOKSTORE、深圳/前檐Yan、遠藤照明/オフィス兼ショールームなど国内外商業施設、国内住宅を手掛ける。著書に『空間演出家池貝知子の仕事と意見』（ACCESS）がある。