すべてを力に ~人生に無駄なことは何一つない~ 大山峻護(元総合格闘家)

満身創痍になりながらも、世界の強豪相手に真っ向勝負のファイトスタイルを貫き、多くのファンを沸かせた元総合格闘家の大山峻護氏。引退後は企業向け研修「ファイトネス」の普及や書籍の出版などを通じて、誰もが健康で笑顔になれる社会の実現に奔走している。壮絶な格闘技人生から氏が掴んだ心の力、充実した人生を生きる要諦をお話しいただいた。

もがき続けた格闘技人生でしたが、幸せな格闘技人生でした

大山峻護
元総合格闘家

引退式では「もがき続けた格闘技人生でしたが、幸せな格闘技人生でした」というスピーチをしたんです。やっぱり、夢や目標を持って、それに没入できるというのが最も幸せな人生なんじゃないかと思います。だから、特に子供たちへの講演では、人生は結果だけじゃない、勝つことも負けることも、楽しいことも苦しいこともあるけれども、夢や目標に向かって頑張る過程そのものが人生の宝物なんだって伝えています。

プロフィール

大山峻護

おおやま・しゅんご―昭和49年神奈川県生まれ。5歳から柔道を始め、中学2年生で講道学舎に入る。平成5年作新学院高等学校卒業、9年国際武道大学卒業。10年第28回全日本実業柔道個人選手権大会・男子81kg級優勝。13年柔道選手からプロ格闘家に転身。22年「マーシャルコンバット」ライトヘビー級タイトルマッチ王座獲得、24年初代ROAD FCミドル級王座獲得。26年現役引退。現在は格闘技を応用した研修プログラム「ファイトネス」を通じて、教育機関や企業などでチームビルディング、メンタルタフネスに尽力している。また、令和2年に一般社団法人You-Do協会を立ち上げ、アスリートと児童養護施設等の子供たちを繋ぐ活動にも取り組む。著書に『ビジネスエリートがやっているファイトネス』(あさ出版)などがある。


編集後記

「ウルトラマンのように強くなりたい」という幼少期に抱いた夢を追い求め、世界の強豪たちとの激闘を繰り広げた元総合格闘家の大山峻護さん。現役時の殺気立った雰囲気と違って、取材時の大山さんは様々な厳しい状況を乗り越えた人だからこそ纏える謙虚さ、優しさに満ち溢れていました。

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