大麻の力で地球課題を解決する——日本が世界に誇る大麻文化の復活を急げ 菟田中子(ヘンプイノベーション社長)

違法な薬物というイメージが強い「大麻」。しかし、日本人は古来、大麻と共に生き、大麻を衣食住、様々な分野で活用してきた民族だったのです。そんな大麻の力、大麻文化を現代に蘇らせるべく奮闘しているのがヘンプイノベーション社長の菟田中子さんです。菟田さんが語る日本人と大麻の関係、そして地球課題を救う可能性とは――。

古来、日本人は麻と共に生きてきた民族で、日本人の生活には衣食住あらゆるものに麻が使われてきました

菟田中子
ヘンプイノベーション社長

「大麻」と聞くと、多くの方が「違法な薬物」「危険なもの」というネガティブなイメージを思い浮かべることでしょう。しかし主に繊維採取を目的として栽培されてきた日本の大麻草には、マリファナのような麻薬成分はほとんど含まれておらず、古来、日本人は麻と共に生きてきた民族で、日本人の生活には衣食住あらゆるものに麻が使われていました。

例えば、衣服。大麻草は3か月ほどで高さ3〜4メートルまで成長しますが、その茎を剥いで取れる繊維は非常に丈夫で、日本人は麻の繊維から麻糸を績み、麻布を織り、着物を仕立てるのです。

福井県三方郡の縄文時代草創期(15000年~12000年前)の鳥浜遺跡から、麻縄を人の手で編んだとされる遺物が出土しています。10000年以上前ですから、なんと稲作が入ってくる前から日本人は麻を道具として活用していたのです。

それから…(続きは本誌をご覧ください)

プロフィール

菟田中子

うだ・なかこ――昭和47年東京都生まれ。平成23年3月東日本大震災を機に石巻で復興支援活動に従事、翌年に特定非営利活動法人メディアージを設立し、理事長に就任。25年7月から国会議員秘書を6年務め、令和元年7月より伊勢麻の栽培に従事する傍ら、一般社団法人伊勢麻振興協会・社員、一般社団法人麻産業創造開発機構・理事として、日本の大麻生産の規制緩和を求めてロビー活動を展開。4年よりヘンプイノベーション株式会社取締役、翌年現職に就任。5年産業用大麻の企業間プラットフォーム「HEMP HUB」を主宰。


編集後記

日本の麻文化の復活に人生をかけて取り組んでいる菟田中子さん。菟田さんは、『日本書紀』にも記述がある菟田人伊賀彦(うだのひとのいがひこ)の直系子孫に当たり、高倉神社(福岡県遠賀郡)の社家の生まれだそうですが、見えない力に導かれて現在の活動に取り組まれているように感じました。菟田さんの思い溢れる記事をぜひご覧ください。

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