6 月号ピックアップ記事 /二十代をどう生きるか
「志」「勇気」「覚悟」人生のフロンティアを開拓する 西本智実(指揮者)
世界を舞台に活躍する指揮者・西本智実氏。これまで約30か国に招聘されながら、音楽療法の研究活動にも精力的に取り組み、音楽に懸ける情熱が止むことはない。氏の底知れぬ情熱はいかにして育まれたのか。20代の日々を振り返っていただき、指揮者としての原点に迫る。(写真撮影:堀隆弘)
20代は社会に出て、様々な助言をいただける時期です。
多くの経験を積み、自分の中に引き出しの数を増やしておくこと。
自信がないと感じている物事の先にこそ、可能性が開けていく瞬間が訪れるはずです
西本智実
指揮者
人の心を慰めるような音楽をつくりたい──。この情熱がいまなお私を突き動かしています。幸せや喜びだけではなく、悲しみや怒りさえ共鳴し共有できることこそ、音楽の力だと信じてやみません。
母をはじめ、親族に音大出身者が4人います。3歳から本格的な音楽教育がスタートし、ピアノやバレエなど、曜日ごとに異なる習い事を受けるのが日課でした。
とはいえ、子供は遊びの天才ですから、遊ぶかのようにレッスンを堪能しました。お稽古と同時期から連れられていった、演奏会やバレエ公演に行くのがとても楽しみでした。レコードで慣れ親しんだ作品を生演奏で聴くと音楽が生きもののようで、それに共鳴し何度も心を揺さぶられたものです。
舞台では、……(続きは本誌にて)
▼日常に溢れる音楽に導かれて
▼失敗の後にチャンスが訪れる
▼名指揮者たちとの邂逅
▼挑戦した先に絶望はない
音楽の道一筋に歩んできた西本氏の20代の足跡には、あらゆる年代に通ずる仕事・人生の要諦が凝縮されています。全文は本誌をご覧ください!
プロフィール
西本智実
にしもと・ともみ―—指揮者として世界約30か国から招聘。ダボス会議(WEF)ヤンググローバルリーダー選出、Fondazione pro Musica e Arte Sacra「名誉賞」他、受賞多数。誰もが自ら活用できる音楽療法で心身の健康を促進できるよう研究活動にも取り組んでおり、全国各地の教育委員会等の協力のもと、STEAM教育プログラムとして西本智実Music Edutainmentを実施。『EXPO2025大阪・関西万博イタリアパビリオンアンバサダー就任。テーマは「芸術は生命を再生する」』
編集後記
現在国内のみならず、世界各国から招聘される日本を代表する指揮者・西本智実氏。この度多忙を極める中でも快くお受けいただき、オンラインで1時間半にわたる取材が実現しました。3歳より始まった稽古から転機となったロシア留学に至るまで、氏の20代の歩みには夢を実現させるヒントが詰まっています。
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