その他の東洋古典の名言 古文真宝
詩文集、宋末の黄堅の編。前集十巻、後集十巻。前集に漢から宋代までの詩、後集に戦国時代末から宋代までの文が文体別に分類、収録されている。江戸時代、初学者の教材として広く読まれた。読みは「こぶんしんぽう」
子を養いて教えざるは父の過(あやま)ちなり。訓導して厳ならざるは師の惰(おこた)りなり
(子供を養育するとき、人たるの道を教えこまないのは父親の過ちである。子供を教育するとき、厳しさに欠けるのは教師の怠慢である)
盛時重ねて来たらず 一日再び晨(あした)なり難し 時に及んで当に勉励すべし 歳月人を待たず
(若いときは二度とやってこないし、一日のうち二回も朝が来るわけではない。楽しめるときには精一杯楽しむ。歳月は人を待ってはくれないのだから)
謂(い)うことなかれ、今日学ばずして来日(らいじつ)ありと
(今日やらなくても明日があるさ、こんなことを口にしてはならない)
今月の致知
最新号 5月1日 発行/ 6 月号
-
古典・歴史の学びこそ人格を磨く要であり読書文化の復興が人類の命運を決する
中西輝政(京都大学名誉教授)
-
読書は国の未来を開く
安藤忠雄(建築家)
山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所名誉所長・教授)
-
AI時代に負けない生きる力を育む子育て
内田伸子(お茶の水女子大学名誉教授)
川島隆太(東北大学加齢医学研究所教授)