出逢いとチャレンジが人生を導く 高橋恵里(書家)

書家でありながら、墨やブルーを使った文字作品を制作するアーティストとして海外にも活動の場を広げている高橋恵里さん。書家としては、第42回日本書展にて第一席の「内閣総理大臣奨励賞」を受賞。アーティストとしては、ニューヨーク・ブリュッセル・ロンドンのアートフェアに作品を出品され、自身のインスタグラム等での情報発信にも取り組んでいます。そんな高橋さんに、人生の歩み、名刺にも刻んでいるトレードマーク「逢」の文字に込めた思いなどを語っていただきました。

夢中になっている人は輝き、その輝きは人を呼びます

高橋恵里
書家

私の経験から伝えたいことは、目の前にある小さなことでよいので、自分が好きなことに夢中になってみてほしい。夢中になっている人は輝き、その輝きは人を呼びます。出逢いを大切に、好きなことに挑戦、チャレンジしていけば、必ず人生が楽しくなる。そう信じています。

プロフィール

高橋恵里

たかはし・えり―昭和47年東京都生まれ。4歳より書を学ぶ。短大卒業後、日本企業の秘書室勤務、結婚、出産、育児を経て、20年のブランクから再び書を学び直す。現在、所属書会にて師範・日本書写技能検定協会東京都審査員。各書展への出品・海外への作品出品・アート書制作など書の幅を広げるべく研鑽を積む。墨画を吉田華宇氏に師事。


編集後記

書家としての活動に留まらず、「アート書」など自由な表現活動にも取り組んでいる高橋恵里さん。取材を通じて、書やアート書を通じて「人の想いを形にしたい」という高橋さんの思いと情熱がひしひしと伝わってきました。特に感銘を受けたのは、高橋さんがご自身の名刺に「逢」という自筆の文字をいれておられること。自分の力ではなく、様々な出逢いがあったからこそいまの自分があるという高橋さんのお話に、人生の要諦を教えられました。高橋さんの心の糧になる素晴らしい作品は、Instagram(eri.72419)で見ることができます。

2022年4月1日 発行/ 5 月号

特集 挑戦と創造

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