幸せが循環する社会を目指して 宇田悦子(フードリボン社長)

〝循環型社会を実現したい〟、そんな思いを抱いて沖縄県北部のやんばる地帯で地元の産物を使った商品を作り続ける宇田悦子さん。これまで破棄されていたものに光を当て、シークワーサーの果実を丸ごと生かしたアロマオイル、パイナップルの葉を使った衣類やバイオプラスチックストローなどを開発してきました。その活動に込めた思いを伺います。[写真:沖縄県大宜味村の古民家にて]

せっかく人生の貴重な時間を使って仕事をするのであれば、利益のために働くのではなく、子供たちによい未来を残せるような仕事をしたい

宇田悦子
フードリボン社長

 沖縄には独自の文化や言葉があるので、こうした生き方を的確に表現した方言があるのでは? そう考え、一人のおばあに訊ねたところ、さらに年長者にも聞いてくださって、「くわまーが かふうあらしみそーれ とぅくとぅみそーれ」という言葉を教えてもらいました。
 地元の若い人もあまり知らない言葉だそうですが、「くわまーが」が「子や孫」、「かふう」が「果報」(幸せ)で、「とぅくとぅみ」が「徳を積む」という意味です。つまり、自分のことだけでなく、子や孫、後の世代にも幸せが訪れるように、善い行いをすることが大切という意味の言葉なんですね。これは現代人が忘れかけている大切な教えだと感動し、「かふうあらしみそーれ とぅくとぅみそーれ」を我が社の理念にしています。

パイナップルの葉から生まれた商品

プロフィール

宇田悦子

うだ・えつこ――昭和 60年神奈川県生まれ。平成27年3人目の出産を機に11年間勤めた大手美容企業を退職し、企画・サービス業を個人でスタート。29年、沖縄でのシークワーサーのプロジェクトをきっかけに、フードリボン設立。代表取締役就任。令和2年よりパイナップルの葉の再利用事業を手掛ける。3年5月にパイナップルの葉からつくられたストローを発売開始し、7月に銀座・和光にて衣類が発売される。


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