二十代はがむしゃらにひた走れ 青野慶久(サイボウズ社長)

1997年、組織の情報共有ツールを開発・販売する会社として創業したサイボウズ。〝「チームで働く」を、もっと楽しく〟を合言葉にユーザー目線のサービスを提供し、いまでは国内に九百万人以上のユーザーを有する。26歳の時に仲間と共に同社を起業した青野慶久氏に、20代を過ごす上で大切なこと、自身の覚悟を固めるきっかけとなった出来事を伺った。

やはり、新しい時代の潮流を掴めるのは若い世代です。たとえ失敗しても、といくらでも人生の軌道修正が可能です。そしてそれこそが20代の若者の特権と言えるでしょう

青野慶久
サイボウズ社長

 当時の松下電工の社内ベンチャーは大変恵まれた環境でした。松下電工の所有ビルに入居でき、パソコンなどの設備も貸与してもらえる上に、給与体系も本社社員と変わらない。しかし、「ベンチャー企業はガレージで創業するものだ」「創業期は寝ずに汗水たらして努力する」といった創業時の苦労に勝手な憧れを抱いていた私はその環境に生ぬるさを感じ、自ら困難な道を選んで独立を決意しました。
 パッケージソフトを開発して販売する事業は、下手すれば1本もソフトが売れない可能性があります。しかしそのリスク以上に、ゼロから自分たちの手で事業を育てるワクワク感、それに突き動かされました。若気の至りゆえにできた行動でしょう。
 そして1997年、私の地元愛媛県のマンションの一室にて、畑さんと高須賀さんの3人でサイボウズを立ち上げました。

プロフィール

青野慶久

あおの・よしひさ─昭和46年愛媛県生まれ。大阪大学工学部情報システム工学科を卒業後、松下電工(現・パナソニック)入社。平成9年2人の仲間と共にサイボウズを設立し、副社長に就任。17年社長に就任。著書に『会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。』(PHP研究所)などがある。


2020年8月1日 発行/ 9 月号

特集 人間を磨く

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