人生の最期を笑顔で迎えられる町に 花戸貴司(東近江市永源寺診療所所長)

八割の人々が病院で亡くなる日本において、在宅での看取りが半数という驚くべき地域が滋賀県東近江市にある。人口5,000人の永源寺地域である。2,000年、永源寺診療所に赴いた花戸貴司医師は10年以上の歳月をかけて、地域ぐるみで高齢者や障碍者を支え合う「チーム永源寺」という組織をつくりあげた。地域の力を掘り下げ、そこに眠る宝を活かすことで、他で真似できない体制を築いてきた花戸医師にお話を伺った。(写真/國森康弘氏撮影)

目の前の患者さんに何ができるかを考え行動し続けたことが結果的に個と個、そして団体と団体を結びつけ、それが地域全体の取り組みに結びついていった

花戸貴司
東近江市永源寺診療所所長

 この永源寺地域は市の中心部から車で一時間ほど離れた山間地にある人口五千人ほどの地域です。
 医師や看護師、薬剤師、栄養士、ケアマネジャー、ヘルパーといった専門職だけでなく、行政、商工会、警察、消防署、寺院など様々な立場の人たちが連携しながら、地域のお年寄りや障碍を抱えた人たちを見守り、支え合っています。いま全国の自治体で高齢者、障碍者を支える地域内の連携が叫ばれ、「チーム永源寺」を参考に活動されるところも多いのです。

プロフィール

花戸貴司

はなと・たかし――昭和45年滋賀県生まれ。自治医科大学卒業後、大学病院勤務などを経て平成12年東近江市永源寺診療所所長に就任。著書に『ご飯が食べられなくなったらどうしますか? 永源寺の地域まるごとケア』(農山漁村文化協会)、『最期も笑顔で 在宅看取りの医師が伝える幸せな人生のしまい方』(朝日新聞出版)など。


編集後記

高齢者を地域で支える東近江市永源寺診療所所長・花戸貴司さんの取り組みは、今後の日本の医療に示唆を与える内容です。

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