4 月号ピックアップ記事 /二十代をどう生きるか
ウィナーではなく王道を突き進むチャンピオンでありたい 渡部暁斗(ノルディック複合選手)
ヨーロッパの強豪国が席巻するスキーノルディック複合競技で、ワールドカップ総合優勝や、オリンピック三大会連続メダル獲得など、目覚ましい実績を上げてきた渡部暁斗氏。厳しい勝負の世界で滑走を続け、表彰台の常連になった一流アスリートが、10代から試行錯誤を重ねて築いてきた勝負哲学に迫る。
ただ勝ちを求めるだけのウィナーではなく、競技場ではもちろん、競技を離れた日常の立ち居振る舞いも含めて、王道を突き進む本物のチャンピオンになりたいのです
渡部暁斗
ノルディック複合選手
スキーを履いて雪原を走るクロスカントリーとジャンプの2つの競技を組み合わせ、総合成績を競うノルディック複合。私は17歳の時にこの競技でトリノオリンピックへ出場して以来、今日まで17年にわたって国際大会への出場を続け、ワールドカップでは総合優勝、オリンピックでは3大会連続でメダルを獲得してきました。
直近の北京2022冬季オリンピックでは、銅メダルを獲得することができました。これはコロナ禍の影響で有力選手が次々とパフォーマンスを落とすなど、運に恵まれた面も大きく、オリンピックというのは波のようなものだという実感を新たにしました。
こちらがどれほど深い思いを抱いていても、オリンピックという波には関係なく、選手のコンディションなどお構いなしに押し寄せてきます。私たち選手は、波が来た時にうまくタイミングに合わせて乗るしかないのです。
▼「2人の恩人」「本物のチャンピオンとは」「何度も表彰台に立てる選手に」等、渡部さんの歩みには勝負に勝つ秘訣が詰まっています。全文は本誌をご覧ください!
プロフィール
渡部暁斗
わたべ・あきと――昭和63年長野県生まれ。早稲田大学スポーツ科学部卒。高校在学中にノルディック複合でトリノオリンピックに出場。平成21年世界選手権団体戦で金メダル獲得。オリンピック個人戦では、ソチ、平昌、北京と三大会連続でメダル獲得(複合種目では史上初)。ワールドカップ2017~18シーズンでは個人総合優勝を果たす。
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