7 月号ピックアップ記事 /意見・判断
コロナワクチンは接種すべきか 永田勝太郎(国際全人医療研究所代表理事)
世界で新型コロナウイルスが猛威を振るい続ける中、日本国内でも積極的なワクチン接種が本格化してきました。果たして自分は、ワクチンを打つべきか、打たないほうがよいのか?――そうした相談が増えていると語る永田勝太郎氏(国際全人医療研究所代表理事/千代田国際クリニック院長)に、基本的知識と接種の判断基準を伺いました。
新型コロナウイルスの蔓延に伴い、今後は補法の活用や生活習慣の指導等も含め、人々の免疫力を高めるための医療活動に積極的に取り組む必要があります
永田勝太郎
国際全人医療研究所代表理事
〈永田〉
ワクチン接種を躊躇う人が一番心配しているのが、副反応のことでしょう。
近年、子宮頸がんワクチンの接種後、重篤な副反応に見舞われる人が多数出て問題になったことも、記憶に新しいところです。
私のクリニックにも、子宮頸がんワクチンの副反応に苦しむ患者さんが10人ほど来院されました。いずれも10代後半から20代の若い女性ですが、低血圧、低血糖で、体力に乏しいのが彼女たちの共通点でした。つまり、ワクチンに体が負けてしまっていたのです。
ワクチン接種というのは、毒を以て毒を制する方法です。したがって、接種する際には毒に勝てるだけの体力が必要であり、体が弱く毒に負けてしまう人が副反応を起こしてしまうことが多いのです。
プロフィール
永田勝太郎
ながた・かつたろう――昭和23年千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部中退後、福島県立医科大学卒業。千葉大学、北九州市立小倉病院、東邦大学、浜松医科大学医学部附属病院心療内科科長、日本薬科大学統合医療教育センター所長を歴任。平成18年ヴィクトール・フランクル大賞受賞。著書に『人生はあなたに絶望していない』(致知出版社)など多数。
編集後記
本記事全文は、月刊『致知』2021年7月号 連載「意見・判断」でお読みいただけます。
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