7 月号ピックアップ記事 /インタビュー
奉仕の心と知恵があれば人生はひらける 鈴木富佐江(さくら着物工房主宰)
お年寄りや障碍のある人でも簡単に結べる「さくら造り」帯。この画期的な帯の発明は、開発者である鈴木富佐江さんの引き揚げや闘病など様々な人生体験から生まれたものといってもいい。奉仕の精神と知恵によって人生の闇を破ってきた84年の歩みをお聞きする。
自分のために生きても年を重ねるのは自分一人だけ。だけど人を育てることは、その分人生も豊かになると思うんです
鈴木富佐江
さくら着物工房主宰
人生百年時代も、終活ということは言われても百歳まで生きる道筋をつくれていない。それで私は百歳まで十年間の目標を立てました。それは「着物守り」として着物文化を伝承していくことと、父方母方の土地の祖先のルーツ徳島を探究することです。
プロフィール
鈴木富佐江
すずき・ふさえ――昭和11年旧満州生まれ。21年父の故郷の茨城県に引き揚げる。白梅学園短期大学卒業後、幼稚園や金融機関に勤めながらボランティア活動に従事。現在はさくら着物工房を運営しつつ造り帯の普及に当たる。41年朝日新聞「明るい社会賞」平成7年シャルレ女性ボランティア奨励賞「ウィメンズ・フェローシップ」令和2年「渋沢栄一 論語と算盤大賞」受賞。著書に『風に吹かれて』(神奈川新聞社)。
編集後記
満州での戦後の厳しい生活、引き揚げに始まる、さくら着物工房主宰・鈴木富佐江さんの波瀾に富んだ半生に胸を打たれます。
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