10 月号ピックアップ記事 /インタビュー
人間教育で勉強も人生も大逆転が起きる 木村吉宏(ヒューマレッジ創業者)

1986年、大学を出たばかりの木村吉宏氏が自宅の二階で始めた学習塾が40年を経た現在、37教室、生徒数は1万人を数えるまでに成長を遂げている。若き日の逆境を乗り越えて運をつかんだ木村氏だが、あらゆる学力の子供たちの成績を伸ばし続けた背景には、独自の人間教育があった。ご自身の歩みを振り返りつつ、その教育の一端をお話しいただいた。

運をつかむためには何よりも心の底からその人の幸せを願うことです。1ミリでもよくなってほしいと一切の利害損得を抜きに発言し行動する時、それはやがて運という形で自分に返ってくる。それは長年の私の実感です
木村吉宏
ヒューマレッジ創業者
──ご自宅で木村塾を立ち上げたのは、大学を出てすぐでしたね。
〈木村〉
ええ。1986年、24歳の時です。「絶対に生徒を見捨てない塾ができました」という触れ込みで近所にチラシを配ったところ、小学4年生から中学3年生まで32人が集まってくれました。これは予想外の多さでした。
まずはコミュニケーションが先決だと思い、家に呼んで一緒にご飯を食べたり、公園で缶蹴りをしたりして、私はひたすら鬼になって負け続けました。彼らとの距離を縮めたかったんです。
翌年、中3だった子のほとんどが公立高校に合格しました。公立は無理だと思われていた子が軒並み合格できたので、たちまち評判になり、翌年には生徒が一気に100人を超えました。阪急・塚口駅前に校舎を構え、破格の時給で優秀な講師を雇いました。当初〝アホ塾〟と揶揄され続けた塾のイメージが変わったのは、その頃ですね。……(続きは本誌にて)
~本記事の内容~
◇心が変われば成績が上がる
◇不運から絶望への青少年期
◇〝アホ塾〟から人気の学習塾に
◇利他の心に目覚めた子供たちの変化
◇心の底からその人の幸せを願う
プロフィール
木村吉宏
きむら・よしひろ――昭和36年大阪府生まれ。関西学院大学を卒業した61年学習塾・木村塾を創立。以来、成績の良し悪しに拘らず、あらゆるレベルの生徒たちの成績を伸ばし続け、現在、大阪府と兵庫県に37教室、生徒数は約1万人に及ぶ。令和5年経営の第一線から退き相談役に。全国学習塾協会常任理事、日本青少年育成協会副会長を務める傍ら、現在、子供たちが主人公の映画『幸せゾンビ』(原作・脚本・監督 木村吉宏)の製作進行中である。
編集後記
どのようなレベルの生徒も学力を大きく伸ばすことで定評がある木村塾。創立40周年を迎えた今年、生徒数は1万人に及びます。創設者の木村吉宏氏が編み出した「利他」を理念に据えたユニークな教育の効果に驚かされます。

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