人間学の学びが僕の運命を変えた 亀井潤一郎(大阪府堺市倫理法人会会長)

大阪府堺市倫理法人会の会長を務める亀井潤一郎氏は、かつて裏社会に身を置いた経験がある。そこから見事に立ち直り、現在経営者として歩み続ける力となったのが『致知』と倫理法人会での学びだった。亀井氏は人間学の学びによっていかに人生を転換し、幸せという運をつかんだのだろうか。これまでの半生を振り返りながら、お話しいただいた。
【写真=愛情深く育ててくれたお祖母様と。左端が亀井氏】

人間は大人になるにつれて知識を身につけるのと同じだけのベールを纏うようになります。人からどう見られているとか、恥ずかしいとか、いろいろな感情が先に立って自分というものが出せない。これって本当に幸せなのだろうかと僕は思うんです

亀井潤一郎
大阪府堺市倫理法人会会長

──大阪府堺市倫理法人会の会長に就任されてこの9月で3年目になられますね。

〈亀井〉 
これまでの自分を大きく変えたいと思って、2019年に堺市倫理法人会に入会させていただきましたが、その時は会長になるなどとは思ってもみませんでした。

当会は会員約200名を擁し、令和8年度モーニングセミナーの平均参加社数は全国776か所の法人会で1位になりました。僕自身、まだまだ学びも浅く発展途上の身ではありますが、会長に推薦いただいたのも「もっと真剣に人間を磨け」という激励のメッセージでしょうし、一旦は道を踏み外して生きてきた自分だからこそ「こんな自分がここまで人生を変えることができた」という姿を見せることで、きっと皆さんの励みにもなると思っています。

──亀井さんはご自身の歩みを、皆さんの前でお話しされることもあるそうですが、裏社会に長年身を置いてこられたと。

〈亀井〉 
申し上げづらいところもあるのですが、その通りです。

少し子供の頃からの話をさせていただくと、僕は50年前の1976年、大阪市で生まれました。小学1年生の時に両親が離婚しまして、僕と2人の弟は母親と母方の祖母と一緒に暮らすことになりました。祖母も離婚していましたが、祖父は1年に何回かは孫たちをどこかに連れて行ってくれる優しい人で、祖父母にはとても可愛がってもらった思い出があります。

母は印刷会社で働いていましたので、祖母が私たちの身の回りの世話をしながら内職をやっていました。僕たち兄弟はといえば、3人揃ってとても褒められたものではなく、母親が毎年のように学校に呼び出されるくらいやんちゃでしたね。しかも、中学生になるとそれがエスカレートし、僕は高校に何とか入れてもらえたもののすぐに退学し、お決まりのように15歳で暴走族に加わったんです。……(続きは本誌にて)

~本記事の内容~
◇暴走族から裏社会の道へ
◇祖父母が教えてくれたこと
◇人生を変えた『致知』との出合い
◇自我を手放す生き方を目指したい

プロフィール

亀井潤一郎

かめい・じゅんいちろう――昭和51年大阪府生まれ。平成24年堺市でレンタカーの会社K-RENT を立ち上げる。令和元年堺市倫理法人会入会。事務長、副会長、専任理事を歴任し、令和6年会長に就任。


編集後記

大阪府堺市倫理法人会会長の亀井潤一郎さんは、長年、裏社会に身を置いてこられました。獄中で『致知』の学びに触れて生き方に目覚め、人生を180度転換されました。「人は触れるものによって変わる」。まさにこの金言を体現された亀井さんの生き方に心打たれずにはいられません。

2026年9月1日 発行/ 10 月号

特集 運をつかむ

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