「幸福な百年ライフの実現」に人生を捧げる 木村町子(LOSA会長兼社長)

愛知県名古屋市に本社を構えるLOSAの取り組みはユニークだ。化粧品や健康食品の開発・販売、さらに投資による資産運用にまで及ぶ。そこには「健康、孤独、経済」という人生の三大不安を取り除き、誰もが幸福で心豊かな生活を送れる世の中にしたいという創業者・木村町子氏の強い思いが込められている。木村氏の志の原点には何があるのか。

その人が使命感や義の心に燃えた時、想像を絶する力が湧いてくるんですね。

お客様お一人おひとりを大事にして、相手の気持ちになり切って思いや喜びを共有できた時に湧き上がってくるパワー。

それこそが当社の成長を後押ししてくれたと確信しています

木村町子
LOSA会長兼社長

――御社は美容や健康だけでなく資産運用も事業として手掛けられていますね。そこにはどのような思いが込められているのですか。

〈木村〉 
いま「人生の百年時代」と言われます。だけど、誰もが100歳まで生きたいと思っているかというと、そうではないんですね。健康を害して寝たきりになるのは嫌だとか、老後の資金が心配だからとかいろいろな声を聞きます。「じゃあ元気でお友だちもいてお金もあったら長生きしたいですか」と聞くと、皆さん「だったら100歳まで生きたい」とおっしゃるんです。

当社が目指すのは健康、孤独、経済の、いわゆる「三大不安」を解消し、豊かな人生をご提供することです。社名のLOSA(ローサ)はLife-styles Of Smart Aging(美しく知的に年齢を兼ねるライフスタイル)の頭文字を取って名づけました。2005年に設立し、今年で創業20周年の節目を迎えます。社員数は10人、年商約5億円の、まだまだ小さな会社なのですが、社会的な責任は大きいと思っています。

――使命感を抱いて日々の業務に勤しまれている。

〈木村〉 
創業時から「美と健康」をテーマに化粧品、健康食品、健康器具の開発や販売に当たってきました。そういう時に野村證券で常務取締役を務めた杏中保夫(現在LOSA取締役最高顧問)との出会いがありました。「美と健康はもちろん大切だけれども、お客様の経済的な不安を取り除けたらより素晴らしいですね」とのアドバイスを受けました。

杏中の指導を仰ぎながら2014年にグループ会社LOSAフィナンシャルサービスを設立しました。美と健康と経済的安心の両方を提供できる唯一の会社として活動してきました。……(続きは本誌にて)

~本記事の内容~
◇事業を通して社会の三大不安を解消
◇健康への目覚めを促した自身の大病
◇体にやさしい化粧品の開発を目指して
◇使命感に燃えた時、信じられない力が湧く

プロフィール

木村町子

きむら・まちこ――昭和28年愛知県生まれ。奈良教育大学卒業後、愛知県内の中学校で国語教師となる。結婚後退職し、専業主婦となる。自身の病気や長女のアトピーをきっかけに、某化粧品会社の販売代理店となり、売り上げ全国トップになった。その仲間たちと新たな志で、LOSAの前身・シャノンマーレェ化粧品を立ち上げた。自ら全国各地を回り、理念や商品を伝えてきた。コロナ後の現在は、動画やライブ配信などで、代理店(LLC)やお客様にメッセージを送り続けている。


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