3 月号ピックアップ記事 /我が心の名作
田坂広志『なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか』&森 信三『修身教授録』 村尾佳子(グロービス経営大学院常務理事)
出合った言葉の数だけ、その人の世界は豊かに広がっていきます
村尾佳子
グロービス経営大学院常務理事
読書というと、多読、速読に関心が集まりがちですが、私はこれまでの経験から、よい本を時間をかけてじっくり読むことのほうが大事だと思います。1冊の本からどれだけ気づきを得るかが重要で、そのためにも先人の経験と自分の経験を照らし合わせ、どうすれば自分の日常に生かせるかと考えながら読むことで、より多くの学びを得られると思うのです。
出合った言葉の数だけ、その人の世界は豊かに広がっていきます。優れた先人や人生の先輩の言葉に出合い、一層の成長を果たしていくためにも、私はこれからも名作に学び、心を磨き続けていきたいと願っています。
プロフィール
村尾佳子
むらお・けいこ──大阪府生まれ。関西学院大学社会学部卒業。グロービス・オリジナル・MBAプログラム(GDBA)修了。大阪市立大学大学院創造都市研究科都市政策修士。高知工科大学大学院工学研究科博士後期課程修了(博士(学術))。大手旅行会社などを経てグロービスに参画。同校の経営、教員を務める傍ら、NPOの育成にも携わる。著書に『グロービス流キャリアをつくる技術と戦略』(東洋経済新報社)。
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