子供たちの心の土台をつくる感動の歴史教室 齋藤武夫(授業づくりJAPANさいたま代表) 服部 剛(授業づくりJAPAN横浜〈中学〉代表)

戦前の日本は悪い国だった——そのような〝自虐史観〟に基づく偏向した歴史教育が戦後日本の教育界に大きな影響を与え、いまなお子供たちの心の土台を蝕んでいる。共に教師として、思いを同じくする同志として、この自虐史観と闘い続けてきたのが齋藤武夫氏と服部剛氏である。これまでの教師人生の歩み、長年培ってきた歴史授業の豊富な実例を交えながら、子供たちの目を輝かせ、日本の明るい未来をつくる教育のあるべき姿を縦横に語り合っていただいた。

自国の悪口を教わった子供たちの自己肯定感は低くなり、生きる力も弱くなります。間違った歴史教育によって日本人が所属する共同体を否定したことが、戦後日本の教育の最大の過ちだったと思います

齋藤武夫
授業づくりJAPANさいたま代表

日本のことを褒められれば素直に嬉しいし、日本の素晴らしい人物を学べば素直に自分もこういう人間になりたいと思う。そうした自分を励ましながら力強く生きていける、日本人としての誇りを持って、よりよい世の中の実現に貢献していける子供たちを一人でも多く育てるべく、これからも力を尽くしていきたいですね。

自分は素晴らしい国に生まれたんだ、自分は先人たちの思いを受け継いで生きているんだという認識を持つことが、自分を好きになる、自分を肯定していくことにも繋がっていくんですよ

服部 剛
授業づくりJAPAN横浜(中学)代表

歴史あるいは道徳の授業は、子供たちに人生の指針を与える、心によき種を植え、よりよく生きていくための土台をつくっていく尊い仕事なんです。その使命感を持って、歴史教育に力を尽くし、子供たちに向き合っていきたいと思います。

プロフィール

齋藤武夫

さいとう・たけお――昭和24年埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退。書店員などを経て59年埼玉県の小学校教師となる。退職後は浦和実業学園中学校で教鞭を執る。現在、授業づくりJAPANさいたま代表。独自のテキストを基に教師に歴史授業を教える講座を各地で行っている。著書に『学校でまなびたい歴史』(産経新聞ニュースサービス)『日本が好きになる! 歴史全授業』(私家版)など。

服部 剛

はっとり・たけし――昭和37年神奈川県生まれ。学習塾講師を経て、平成元年より横浜市公立中学校社会科教諭となる。元自由主義史観研究会理事、現・授業づくりJAPAN横浜(中学)代表。著書に『先生、日本ってすごいね』(高木書房)『感動の日本史』(致知出版社)などがある。


編集後記

戦前の日本は悪い国だった」とする偏向教育、自虐史観と闘い、教師として歴史教育の正常化に情熱を傾けてきた齋藤武夫さんと服部剛さん。実際の授業や一般向けの歴史講座の実例を挙げながら、子供たちの目が輝く感動の歴史授業、歴史教育について縦横に語り合っていただきました。

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