1 月号ピックアップ記事 /インタビュー
自分の内なる無限の潜在能力を信じ抜け 岩本光弘(全盲のヨットマン)
全盲の身でヨットを操り、太平洋横断という快挙を成し遂げた岩本光弘氏。試しに目を閉じて視界を遮断してみてほしい。それがどれほど途轍もない偉業であるかが実感できるだろう。かつて光を失い、夢を打ち砕かれ、絶望の底に沈んでいた岩本氏が、人生を大転換させ、夢を実現するまでの道のりを振り返っていただいた。
いま困難や苦難や試練に直面している人たちに、それを乗り越えたからこそ味わえる感動が待っていることをお伝えしたい
岩本光弘
全盲のヨットマン
僕はいま、第三の命を生かされていると思っています。目が見えなくなって自殺を図った時、最初に太平洋横断に挑んで鯨にぶつかった時、二度にわたる死の危機を乗り越えて生かされている。だから、この成功をただの成功で終わらせてはならないと思うんです。
いま困難や苦難や試練に直面している人たちに、その先には必ず感動がある。それを乗り越えたからこそ味わえる感動が待っていることをお伝えしたいんです。
プロフィール
岩本光弘
いわもと・みつひろ――昭和41年熊本県生まれ。幼少期は弱視だったが16歳で全盲となる。筑波大学理療科教員養成施設に進学し、在学中アメリカ・サンフランシスコ州立大学に留学。筑波大学附属盲学校鍼灸手技療法科で教員として勤務。平成25年ヨットにて太平洋横断に挑戦するも、トラブルが発生し断念。平成31年4月に全盲セーラーとして世界初の太平洋横断に成功。令和元年「第12回海洋立国推進功労者表彰」(内閣総理大臣表彰)。著書に『見えないからこそ見えた光』(ユサブル)がある。
編集後記
全盲で太平洋横断を成し遂げたヨットマンの岩本光弘さんには、快挙に至る苦悩と成長の軌跡をお話しいただきました。
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