詩は私のいのちそのもの 堀江菜穂子(詩人)

堀江菜穂子さん、25歳。脳性麻痺のために話すことも思うように体を動かすこともできない。しかし、堀江さんはベッドに寝たきりの生活を送りながら、これまで筆談により数多くの詩を紡いできた。詩作によって自らの可能性を大きく広げ、人々に生きる勇気を与え続ける堀江さんの生き方。

私は自分の体を思うように動かせないし、歩くことも喋ることもできません。そんな姿を見て皆、可哀想だと思うようなのですが、私は決して不幸ではありません

堀江菜穂子
詩人

 動ける人も動けない人も、いままで生きてこられたのは一人の力ではなく、誰かのおかげだということです。だから、辛い時も決して一人ではないことを知ってほしいのです。家に帰ったら、まず家族に「ありがとう」と伝えてほしいのです。

プロフィール

堀江菜穂子

ほりえ・なおこ――平成6年茨城県生まれ。出産時のトラブルで重度の脳性麻痺を患う。東京都立特別支援学校中学部の頃に詩作を始める。詩集に『いきていてこそ』(サンマーク出版)。


編集後記

脳性麻痺で寝たきりの状態にありながら、詩作を通して生きる意味を問い続ける詩人の堀江菜穂子さん。筆談によって紡ぎ出される詩や言葉のひと言ひと言がとても心に響きます。

2019年12月1日 発行/ 1 月号

特集 自律自助

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