トライ&エラーの繰り返しが道を切りひらく 仲 暁子(ウォンテッドリー社長)

毎号分野を問わず、人生を真剣に生き、一隅を照らしている女性にフォーカスしている人気連載「第一線で活躍する女性」。創刊当初より読者の皆様からの高い人気を得ている人気連載です。今月は、ビジネスSNS「Wantedly」を手掛けるウォンテッドリー社長・仲 暁子さんにご登場いただきました。

仕事を通じて自分の花を咲かせ、人生を輝かせられる人を増やせるよう、貪欲に挑戦し続けたい

仲 暁子
ウォンテッドリー社長

──仲さんは創業当初より〝「はたらく」を面白く〟を掲げていますが、仲さんにとって仕事とは何だとお考えですか?

〈仲〉 
仕事とは何か……、ひと言で表現するのは難しいですけど、理想を言えば仕事とは使命であるべきだと思います。仕事が辛いと「早く土日にならないかな」と休みを求める生き方になりますよね。それは「1日8時間の仕事時間が早く終わってほしい」と思っていることと同義です。極端に言えば、「早く死にたい」と言っているようなものだと私は思うんです。

誰も本当は早く死にたいなんて願っていないのに、無意識に時間をドブに捨てている。それほど不幸なことはありません。私はハッピーで面白くて、充実感があり、かつ給料ももらえて健康な状態が一番幸せだと思うんです。それは自分の人生、命を何に使うのか、つまり使命に繋がってくると考えています。

──おっしゃる通り使命とは〝命を使う〟と書きますね。

〈仲〉 
多くの人に自分の働く使命を考えてほしいと切に願っています。しかし、日々忙しく働いていると、腰を据えて考える時間って少ないですよね。だからもし仕事にワクワクを感じられなければ、何が問題なのかを言語化することが第一歩だと思います。仕事が面白くない理由って、成長実感がない、裁量がないなどある程度分類できます。その要因を一つずつ解消し、仕事に思う存分のめり込める環境を整えていただければと思います。

プロフィール

仲 暁子

なか・あきこ――昭和59年千葉県生まれ。平成20年京都大学経済学部を卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社。22年フェイスブックジャパンに初期メンバーとして参画。同年現在のウォンテッドリーを創業し、ビジネスSNS「Wantedly」を開発。24年2月にサービスを公式リリース。著書に『ミレニアル起業家の新モノづくり論』(光文社)など。


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