生涯、茶の心で生きる 千 玄室(茶道裏千家前家元)

茶道裏千家前家元の千玄室氏、数え年98。いまもなお身のこなしは軽やかで、話口調にいささかのよどみもない。まさに青年のような若々しさだ。「一盌からピースフルネスを」の理念を掲げ、茶道の普及のために国内外を飛び回る千氏の力の源泉はどこにあるのか。また、茶道に懸ける信条とはどのようなものなのか。1月25日に東京プリンスホテルで開催した新春特別講演会(弊社主催)でのご講演内容をもとに追加取材を行い、その人生観、仕事観を特別講話としてここに紹介する。

人間は、命ある限り生き抜いて、自分の花を咲かせることができます

千 玄室
茶道裏千家前家元

「三冬枯木花」という禅の言葉があるんです。12月、1月、2月の三冬、この一番寒い季節に立つ枯木が花を咲かせる。「真冬の枯れ木に花なんか咲くはずがない」と思う人もいらっしゃるでしょうが、とんでもない。枯れ木であっても内に秘めたる力があれば花を咲かせることができるし、花を咲かせようとする精進努力を忘れるな。これが人間の生き方というものだと近頃思います。

プロフィール

千 玄室

せん・げんしつ――大正12年京都府生まれ。昭和21年同志社大学法学部卒業後、米・ハワイ大学で修学。39年千利休居士15代家元を継承。平成14年長男に家元を譲座し、千玄室大宗匠を名乗る。文学博士、哲学博士。主な役職に外務省参与、ユネスコ親善大使、日本・国連親善大使、公益財団法人日本国際連合協会会長。文化功労者顕彰・勲二等旭日重光章・文化勲章、レジオン・ドヌール勲章オフィシエ、レジオン・ドヌール勲章コマンドール(共にフランス)、大功労十字章(ドイツ)、独立勲章第一級(UAE)等を受章。


編集後記

特集の巻頭は、茶道裏千家前家元・千玄室さんによる特別講話です。数え年98の千さん。年齢を全く感じさせない軽やかな身のこなしや会話のやりとりには、誰もが驚かずにはいられません。その高い志に触れ、数多の困難を乗り越えた半生を辿ることで、千さんが常に溌溂颯爽と生きられる理由が見えてきます。

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