やってみよう。やってみなければわからない 池上秀徳(公文教育研究会社長)

一人の父親の、我が子への愛情から始まった公文式学習法。誕生から60年の時を経て、現在世界50を超える国と地域に活動の輪が広がり、多くの子どもたちの「生きる力」を育み続けている。公文式の基盤となる教材開発に長年携わり、2015年から社長を務める池上秀徳氏は、いかにしてその座を任せられるに至ったのか。氏の原点である二十代の歩みを伺った。

その日一日、今週一週間と、常に段取りを意識する習慣が身についていたことは、社会人として非常に役立ちました

池上秀徳
公文教育研究会社長

 社会人になって気づいたことですが、学生時代に培っていた習慣が働く上で大切な〝仕事力〟となりました。その一つが「段取り力」です。中学生の頃に一日のスケジュールを書くという課題に取り組んで以来、その日一日、今週一週間と、常に段取りを意識する習慣が身についていたことは、社会人として非常に役立ちました。
 制作の仕事は段取りがすべてです。「いつまでに何を」という目標と締め切りが定められている中で、成果を上げなければなりません。例えば、教材10枚の原稿制作を任されたとして、単に期日までに提出しただけでは仕事といえません。先輩からの修正指示が入ることを想定し、1~2枚作成して事前に途中経過をチェックしてもらっていれば、締め切りまでに納得してもらえる原稿を完成できます。
こまめな「報・連・相」を含むプロセス管理と成果を意識する業務が最初から実践できたのは学生時代の習慣のおかげです。
 また、自分の基盤をつくったもう一つのものが「読書」です。

プロフィール

池上秀徳

いけがみ・ひでのり―昭和31年千葉県生まれ。55年東京大学文学部卒業後、公文数学研究センター(現・公文教育研究会)入社。公文式教材の制作及び指導法開発に長年携わり、平成15年教材開発部長、教材・指導関連取締役を経て、
26年常務取締役。27年6月より現職。


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