二十代は失敗力を磨く時期 松岡修造(スポーツキャスター)

1995年、28歳の時に日本人男子として62年振りとなるウインブルドンベスト8に進出した松岡修造氏。氏の二十代は怪我に苦しみ、失敗の連続だったというが、いかにして栄光を掴んだのか。31歳で現役を退くまでの挑戦と失敗の軌跡、そしてそこから学んだものについて赤裸々に語っていただいた。

失敗の経験こそが人生の糧になり、後に成功へと繋がる。自分の強さだけでなく、弱さを受け入れられるようになれば、それは必ず自信に繋がります

松岡修造
スポーツキャスター

 二十代の方々に向けて何をポイントにお話しすべきか─。毎月読ませていただいている『致知』を遡り、この連載で僕が語ることを思案し思い至ったのが、二十代で物事がうまくいった人はほとんどいないのではないか、ということでした。

 五十代になった僕が自身の二十代をいま振り返ると、失敗だらけの10年だったと感じます。ですから今回のメインテーマは「失敗力」。二十代でいかに失敗力を身につけられるかが鍵だと考えています。

 僕個人的には、ただがむしゃらに努力すること、何も計画がない中でとにかく行動することはあまり好きではありません。もちろん行動自体は大事ですが、僕の場合、計画なしの行動は失敗に終わることが多く、何度も辛く苦しい思いをしてきました。

 そもそも世界トップクラスの戦いになれば、根性論で通用するレベルではありません。僕も、18歳でプロテニスプレーヤーに転向して以降は毎年具体的な目標を紙に書き出し、常に意識して練習を重ねてきました。

 当然チャレンジにはリスクがつきもの。目標を明確化しベストを尽くした上での失敗はOKですが、何も考えずに行動した結果の失敗は、次に繋がらないのでしないほうがいい。

 大切なのは、うまくいかない時にどう考えるか。後ろ向きな「Why(なぜ)」ばかりを考えて、後悔するのではなく、「How(どうやって)」を考え、同じ失敗をしないための前向きな反省をする。この失敗と反省の繰り返しが僕の二十代でした。

 また、今回のテーマのもう一つのポイントは
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 修造さんの実体験をもとに語られる20代へのエールには、年齢を問わず心を熱くさせられます。全文は本誌をご覧ください!

プロフィール

松岡修造

まつおか・しゅうぞう―昭和42年東京都生まれ。10歳から本格的にテニスを始め、慶應義塾高等学校2年生の時にテニスの名門校である福岡県の柳川高等学校に編入。その後、単身アメリカへ渡り、61年プロに転向。怪我に苦しみながらも、平成4年6月にはシングルス世界ランキング46位(自己最高)に。7年にはウィンブルドンで日本人男子として62年ぶりとなるベスト8に進出。10年現役を卒業。現在はジュニアの育成とテニス界の発展のために力を尽くす一方、スポーツキャスターなど、メディアでも幅広く活躍している。著書に『「プレッシャー」が「よっしゃー」に変わる! 修造流・逆転の発想法』(PHP研究所)など多数。


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