12 月号ピックアップ記事 /時流を読む
隠された歴史を辿り、時代を見る目を養おう 中西輝政(京都大学名誉教授)
日本人は歴史好きとよく言われる。しかし、真の歴史を学んだ人がどれくらいいるだろうか。いわゆる「自虐史観」云々のことを言っているのではない。そもそも、歴史を見る視野の広さが問題なのだ。それなしに、国際情勢を正しく見通すことはできないからだ。
≪本記事の読みどころ≫
・歴史と国際情勢から人間の愚かさを学んだ
・歴史を学ぶのはそうした過ちを繰り返さないため
・日本人の多くは「本当の歴史」を学んでいない
・冷戦は100年前に始まっていた
・アメリカは奴隷解放に大きな後れを取っていた
・共産主義を捨てなければ中国は覇権国にはなれない
・日本は何よりも経済力をつけよ
プロフィール
中西輝政
なかにし・てるまさ―昭和22年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、米国スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。平成24年退官。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。著書に『国民の覚悟』『賢国への道』(ともに致知出版社)など。近著に『日本人として知っておきたい世界史の教訓』(育鵬社)がある。
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