10 月号ピックアップ連載/意見・判断
崩壊するアメリカと、日本の進むべき道 マックス・フォン・シュラー(元海兵隊/歴史研究家)

日本はアメリカの真似をする必要はありません。日本が自国の歴史と文化・伝統の価値に気づき、国民全員の力を合わせれば、これからますます混沌を深める世界の中で、日本が最もタフな国になることを私は信じて疑いません
マックス・フォン・シュラー
元海兵隊/歴史研究家
何より大事なことは、日本人は自国の歴史や文化・伝統にもっと誇りを持つ必要があるということです。日本人の中にはアメリカから出てくるものなら、何でも素晴らしい、優れていると信じている人が多すぎます。それは間違いであり、むしろ、日本人がアメリカや海外の人たちに、教えるべきことがたくさんあります。
例えば、私が日本に来て驚いたことは、日本企業が社員を非常に大切にするということです。ある社員が病気になっても、何とか働き続けられる仕事を見つけてあげるなどして、解雇することはありません。アメリカではそのような社員はすぐに解雇されてしまいます。どちらの社会がより幸せに生活できるかは明らかでしょう。また、誰もが少ない負担で高度な医療が受けられる国民皆保険制度も世界に誇るべきものです。
プロフィール
マックス・フォン・シュラー
1956年アメリカ・シカゴ生まれ。1974年に岩国基地に米軍海兵隊として来日、アメリカ軍の情報局で秘密調査などに従事。退役後は、国際基督教大学、警備会社、役者、ナレーター等、日本国内で幅広く活動する。2012年より「日出処から」の代表講師として、近代史やアメリカ政治について講義。著書に『アメリカ人が語る 日本人に隠しておけないアメリカの"崩壊"』(ハート出版)など多数。
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