一対一の言葉掛けで人が輝く時 夏まゆみ(ダンスプロデューサー)

モーニング娘。やAKB48などのアイドルから志村けんさんをはじめとした大御所の方まで、300組以上を手掛けている名ダンスプロデューサー夏まゆみさん。「鬼コーチ」としても有名ですが、その厳しい指導の裏には生徒たちへの愛があります。そんな夏さんに、ナインティナイン、雨上がり決死隊などによるユニット「吉本印天然素材」の指導時代の学びや、モーニング娘。初のミリオンセラーとなった「LOVEマシーン」の誕生秘話を伺いました。指導者の心構え、エースの条件などエッセンスが詰まった本記事は、指導する立場の人だけでなく、第一線で活躍する人にもお勧めです。

教えるのではなくて、伝える。与えるのではなくて、贈る。見るのではなくて、認める

夏まゆみ
ダンスプロデューサー

「例えば、1999年に発売されたモーニング娘。の『LOVEマシーン』。これは事務所もスタッフも総力を挙げてつくった楽曲で、この時13歳の新加入メンバーを一番前に出して売り出すフォーメーションを考えました。でも、その子は緊張と先輩たちへの遠慮から、なかなか前に出てこない。
 その時『大丈夫、自信を持って』というのは一般的な言葉掛けで、1対1を意識するとこうなるんです。先輩たちの前で『確かに先輩に遠慮する気持ちはあるだろうけど、ステージ上では全く関係ない。いいから、先輩たちを食ってしまえ。でも、楽屋に戻ったらちゃんと敬意を払うんだよ』。最後には『先輩のお弁当までは食っちゃだめだよ』と冗談を入れながら(笑)」

プロフィール

夏まゆみ

なつ・まゆみ――昭和37年神奈川県生まれ。平成5年日本人初のソロダンサーとしてニューヨークのアポロ・シアターに出演。9年から現在までNHK紅白歌合戦ステージングを担当。10年冬季長野オリンピック閉会式で振り付けを考案、指揮。吉本印天然素材、ジャニーズ、モーニング娘。、宝塚歌劇団、AKB48等、手掛けたアーティストは300組以上。著書に『夢は、強く思った人からかなえられる』『教え子が成長するリーダーは何をしているのか』(ともにサンマーク出版)など。


2018年4月1日 発行/ 5 月号

特集 利他に生きる

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