人の縁は仕事の縁、そして学びの縁 浅田剛夫(井村屋グループ会長)

人とのご縁が仕事のご縁につながっていったと語る、井村屋グループ会長の浅田剛夫さん。創業者・井村二郎氏の薫陶を受け、歴史ある企業を発展へと導いてこられた歩みを語っていただきました。

人の縁は仕事の縁、そして学びの縁

浅田剛夫
井村屋グループ会長

 井村二郎氏は、1896年創業の三重県松阪市の和菓子店を先代から継ぎ、1947年に株式会社 井村屋を設立しました。羊羹など伝統的な和菓子に加えて、先述のとおりアメリカ企業と提携して万博でアイスクリームを販売し、レストラン事業を展開したりと実に進取の気性に富んだ人物でした。
 新しい事業に取り組むに当たり、創業者は「特色経営」と「不易流行」という2つの信条を大事にしていました。決して他の真似をせず、しかも変えるべきところは変え、守るべきところは守るという姿勢です。
 改めて私自身の経営の原点を振り返る時、幼い私に商いや人としての生き方を教えてくれたのは、戦後、古物商を営んでいた祖母でした。「古物は細かく仕分けることで儲けが出る。大雑把な仕事はあかんよ」「汚れ仕事を嫌ったら駄目。そこに宝が眠っている」「お金は使うことで回ってくるよ」。そんな言葉がいまでも甦ってきます。

プロフィール

浅田剛夫

あさだ・たけお——昭和17年三重県生まれ。中央大学経済学部卒業後、醸造会社を経て、45年井村屋製菓(現・井村屋グループ)入社。平成15年社長、25年6月会長に就任。津商工会議所名誉顧問、全日本菓子工業協同組合連合会副理事長。著書に『人生は悠々として急げ』(中経マイウェイ新書)。


2018年6月1日 発行/ 7 月号

特集 人間の花

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