『致知』に寄せられたお客様の声
『致知』を読んでのうれしいお便りがたくさん届いています。 ご感想の一部を紹介いたします。
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親子のコミュニケーションツールになった『致知』
山梨県在住 日本ナチュラル美爪協会 代表理事 藤田亜由未 様(40歳)思えば、私の人生のターニングポイントはいつも「ご縁」と「出逢い」がきっかけです。『致知』との出逢いもまた、2018年、信頼する方とのご縁とSNSでの出逢いがきっかけでした。
当時、思春期・反抗期を迎えた中学生の息子との接し方に悩んでおり、自分の事業拡大も重なっていっぱいいっぱいの状態でした。そんな中、友人がSNSでシェアしていた「人間学」についての記事に出逢い、「この状況を脱するヒントがあるかもしれない!」と思いすぐに購読を始めました。
初めて手に取った時には「渋い……。いまの私に本当に必要なのか?」と思いましたが、中を開き感動しました。そこには著名な方や、実際に『致知』を読み続けて人生に変化を起こしてきた方たちのストーリーが溢れていました。「失敗があって成功がある」
「信念を持ち、行動し続けたその先に多くの気づきがある」
たとえいま辛くても、自分の思いを信じて志を貫き通すことで、たくさんの出逢いと気づきがあることを学ばせていただきました。
私は、これからの人生に必要不可欠な「人間学」を、ぜひ息子にも触れて欲しいと思い、毎月届く『致知』を少しずつシェアすることにしました。初めは興味を示さなかった彼も、徐々に記事を読むようになり、コロナ禍で学校が休校になったのを機に、『致知』を読みその感想を書くことを日課にするようになりました。
親子でプチ木鶏会をすることで自分の思いを言語化し、アウトプットする習慣が、受験生だった彼の人生にとって大きなターニングポイントとなったように思います。私は、『致知』に登場する人生の先輩たちが、何をどのように考え行動してきたかを学ぶことで、これからどのように生きていけばいいのか、そして未来を担う子供たちに何を残していけるかをより深く考えられるようになりました。
これからも親子で『致知』に触れ、進学を機に離れて暮らす息子とのコミュニケーションツールにしていきたいと思っています。【埼玉県在住 高校1年 藤田瑞生 様(16歳)】
約1年前に学校が休校になり、毎日『致知』を読み始めて、人生における物事の考え方が変わりました。初めは「面倒臭い」などマイナスの気持ちが大きかったものの、数か月が経って学校が始まると、学校が『致知』で学んだことを実践する場所になりました。
自分のやりたいゲームやプログラミングは、必ず『致知』を読んでからするというルールを設けて毎日を過ごしていました。最近は何事も「自分と同じくらい相手を立て、相手にも自分にもメリットがあるwin-winの関係」になれるような考え方をしています。いつか私も、自分の生き方を人に伝えられるような人生を歩んでいきたい。『致知』を読んで色々な知識を取り入れ、人の役に立つ生き方がしたいと願っています。
『致知』は、私にとって自分自身を高める『生き様の宝箱』
群馬県 一般社団法人 開華GPE 代表理事 村松大輔 様(45歳)私が最初に『致知』と出逢ったのは、今から約20年前です。当時私はまだ20代で、父親の経営する会社に勤めるもうまくいかず、社員との人間関係に苦悩するなど大きな壁に直面していた最中でした。
何かにすがるような思いで購読をしたものの、当時の自分には響かず、1年間だけ購読して止めてしまっていました。 その後うつを患い、それを克服しようとする過程で、量子力学という法則に出会い、大切なのは相手と自分との関係ではなくて、自分と自分自身との関係だと気づいたところから人生が変化していきました。 その中で、吉田松陰の松下村塾のような寺子屋をやりたい、という思いで2013年に地元の群馬県で学習塾を立ち上げました。
心の本質に火を点ければ、子供たちはどんどん成長していくので、一般教科の指導に加えて、メンタルのあり方や生き方、自分自身への言葉がけなどを通じた脳力開発にも力を入れています。これまで約800人の子と向き合ってくる中で、自分自身人生を模索する中で気づいた大切な「人生は自分が発振した通りに現実化する」ことを子どもたちにも伝えています。
塾を立ち上げて3年ちょっと経ったとき、再び周りの人たちからの紹介で『致知』と出会いました。すごい人が読んでいる雑誌で、こういう格好いい人格者の方たちが読んでいるから、読み続けていけば自分もそうなれると思い、読み始めました。 再び出会った『致知』は、私にとって自分自身を高める『生き様の宝箱』になっています。苦労している人や人生を切りひらいてきた人たちがどういう考えでいまに至るのか、その人たちの熱意や思い、人生の味わいを知ることができます。中でも、ノーベル賞クラス、オリンピッククラス、プロの監督クラスの決意覚悟を一冊で読めるのは、他の雑誌にはない素晴らしい点です。「人ってここまで行けるんだ。ならば自分もそこまで行けるはずだ」という人生のお手本を毎月見させてもらっていて、『致知』にご登場の各界で活躍されている方々から、良い周波数を受けとって、自分自身を高めています。
日々の心の習慣が自分自身の人生を変えることを私自身体験してきたからこそ、「生き様の宝箱」である『致知』で、これからも意識を深め在り方を整えていきます。そして自分自身を磨き、よい思いを世界に発振していくことで、少しでも社会に貢献していくことができたら嬉しいです。
『致知』は子育ての「手引書」
大阪府在住 マザーズスマイルアンバサダー協会代表理事 田崎由美 様(47歳)18年前、当時3歳の息子は難病を患い、1年近く大学病院に入院しました。ベッドに座る小さな我が子に、私は「どんな時でもこの子を照らす太陽になろう」と心に誓い、明るく、楽しく、力になる言葉をかけ続けました。その存在に寄り添うことで、息子は「ママと一緒で幸せ」と感じてくれていたと思います。彼は大人でも耐えがたい大変な治療を、私を信じ乗り越えてくれました。
しかし彼の前では笑顔を絶やさなかった私も、不安と心配のあまり、深夜病室で何度も声を殺して泣きました。携帯電話の明かりで本を百冊以上読みました。自分の心の弱さに向き合う時間でした。
息子の病気は完治に10年は必要な難病。私は未来を描くことができませんでした。そんな時、お世話になっていた先生に『致知』を紹介していただいたのです。
登場者の皆様の生い立ち、心の持ちようを拝見すると、どの方も困難や病を通してご自分を省み、答えを見出され、素晴らしいご活躍をされている方ばかりでした。私は「きっとこの子にもそんな力が備わっている。だからこそ選ばれたに違いない」と実感しました。心に触れた言葉に線を引き、落とし込むために読みました。
まず子育てを任された自分自身を成長させることが必要でした。
鍵山秀三郎先生が実践する素手でのトイレ掃除は、自分の心を磨くため、いまなお続けています。子供たちが小学生になると、夏休みには自らトイレ掃除をやってくれました。また、森信三先生の「しつけの三原則」は自分も一緒に取り組み、身につけました。
『致知』の言葉を忠実に積み重ねていった結果、「子供を一人の人として尊敬し、素晴らしい子だと信じて育てる」というぶれない信念が生まれました。そしてその信念が「我が子を信じる力」になりました。私にとって『致知』は、「子育ての手引書」そのものです。いまでは息子は成人し、自分の人生を歩き始めました。森先生がおっしゃるように、誰もが生まれながらに天から授かった封書を持っていて、そこにはこの世で成し遂げる自分との約束が書かれている。生かされていることに感謝し、一度きりの人生を、天命を全うして生きる。毎月の『致知』を拝読し、子供とその言葉を共有しながら人間力を高めていきたいと思います。
現在、お母さん方に心と自信を育む子供とのコミュニケーションをお伝えしています。子供を授かり尊い役割を担うお母さん方に、ぜひ大切な『致知』の生きる力になる言葉を伝えていきたいと考えています。子どもの未来のために『致知』から学ぶ
東京都 学校法人 みのり幼稚園園長 濱田実様現在の日本は、幕末から明治に変わろうとしていた頃と似た状況にあるのではないかと感じています。すなわち、それまでの常識がまったく通用しない、新たな変革の時代です。四書や五経により、幼い頃から人間の生きるべき道を正しく学んでいた当時の偉人たちは、そのような混迷のなかにあっても、惑うことなく、明治という新しい日本の姿を思い描き、形づくることに成功しました。新型コロナウイルスの感染拡大により、世界の状況は一変しました。
「コロナ後」という不透明な時代を、これから生きていかなくてはならない子ども達へ、われわれは何を伝え、何を託すべきでしょうか。そのように考えたとき、何よりもまず、私たち自身が正しい生きかたを学び、実践していくべきではないかということに思い至ります。それを可能にしてくれるのが『致知』です。『致知』で語られる含蓄に富んだ言葉の数々が、一流の生き方、哲学や世界観を、私たちに教えてくれるのです。『致知』は月刊誌ですが、いつまでも手元に置いて何度も読み返す価値があります。これからの新しい時代に向けて迷わないために、親や教師といった、次世代を育てる役割を担う方々には是非、『致知』を手にしていただきたいと考えております。
『致知』から多くの言葉を学び、日本一熱い教師を目指して
熊本県 専門学校2年生 那須崇音 様「人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、ひそかに自ら省み、自らを修めることである。人生は、心がけと努力次第である」安岡正篤先生の言葉に出逢った高校入学当初、人間学のことなど知らない私に簿記部の顧問である木庭寛幸先生は、たくさんの言葉を熱心に語られていました。そして、先生が毎回話をされる度に紹介されていたのが、人間学を学ぶ月刊誌『致知』でした。『致知』の中には先達の素晴らしいお言葉が鏤められており、その言葉の数々を先生は私たちの心に響くように話してくださいました。しかし、未熟な私は、言葉の意味と重みを十分に理解できないまま、日々を過ごしていました。
月日が流れ高校二年生になると、部活動は私たちが中心となりました。後輩ができたことによって、少しでも尊敬される先輩になりたいと考え、『致知』を購読することを決意しました。しかし、それまであまり本を読んでこなかった私は、毎月読み続けることの難しさを痛感しました。そして、段々と読まなくなっていきました。そんなある日、悲しい出来事が起こりました。それは恩師である中学校の校長先生の早過ぎる死でした。そして弔問のために校長先生の自宅を訪れた際、改めて校長先生の偉大さを目の当たりにしました。その部屋には数えきれないほどの本と、過去四十年分の『致知』が整然と並べられていました。その時に私は、「変わりたい! 恩返しがしたい!」と心の中で叫びました。そして、情熱溢れる「教師」になり、私を変えてくださった校長先生を超えることを、その日決意しました。その日から私はまた『致知』を貪るように読むようになり、毎月届く『致知』が本当に楽しみになりました。
「日常の出来事に一喜一憂せず、現在の仕事を自分の生涯の仕事として打ち込むこと。そして、それを信念にまで高めなければ自己の確立はあり得ない」
これは、安岡正篤先生のお言葉です。やはり、『致知』に出てこられる方々は、私よりも経験豊富で、何事にも一所懸命です。そして何よりも、成功だけではなく、たくさんの失敗を経験されています。このことに気づいた私は、自分の見識の浅さ、意識の低さ、視野の狭さに改めて気づくことができました。また、私は『致知』の創刊理念にも心を打たれました。「いつの時代でも、仕事にも人生にも真剣に取り組んでいる人はいる。そういう人たちの心の糧になる雑誌を創ろう」この理念を知ってから、私は「もっと『致知』を読みたい」「もっと多くの人に読んでもらいたい、知ってもらいたい」と思うようになりました。「教育は結局は教師の魂にあり。それが教育の本質である」『致知』二〇一九年一月号、野口芳宏先生のお言葉です。このお言葉は、教師を志している私に、これからのあり方について、語り掛けてくださっているようでした。いま、世の中の教育は、少し間違っている部分があると感じています。それは野口先生がおっしゃる「魂」が欠けているからだと思います。教わる側にも「やる気、元気、活気」がなければ、日本の未来はないと思います。「熱を持て。誠を持て」熊本県出身の北里柴三郎先生のお言葉です。この言葉のように、私たちが情熱と誠実さを備えた人物へと成長しなければなりません。
私は将来、教育という仕事を通じて、日本の未来を支える一灯になります。学校のこと、生徒のこと、これからの日本の未来のことを一番に考え続ける熱い教師になります。そしてこれからも、熊本県や日本、世界を支える「財産の人財」を目指し、己を磨き続けながら、人財育成に精進していきます。