全日本空輸興隆の功労者が語る、失敗のすすめ


2010年、国内線と国際線を合わせた

年間旅客数で初めてJALを抜き、
日本一
になったANA

その立役者となったのが、
現在相談役を務める大橋洋治さんです

大きな夢に心を熱く燃やした
大橋さんの原点に迫る
好評連載「二十代をどう生きるのか」。


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失敗のすすめ

大橋洋治(ANAホールディングス相談役)

『致知』2016年3月号P76

連載「二十代をどう生きるか」

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失敗を繰り返していたが、
仕事が面白くないとか
辞めようと思ったことは一度もない。


仕事というのは本来楽しいものであるし、
どんなに大変な仕事であろうとも
そこに意義や価値を見出し、
「面白い」「楽しい」と思って
取り組まなければ何も得られない。


そういうバイタリティを持つことこそ、
人生を豊饒に導く
最たるものではないだろうか。


私が携わっている空の仕事には、
晴天の日のフライトもあれば
雨の日のフライトもある。

それと同じように、
人生の旅路においても、
調子のいい時と逆境の時があるだろう。

一つ壁を乗り越えると、
より大きな壁がまた立ちはだかる。

人生というのは
その繰り返しに他ならない。


ゆえに大事なことは、
失敗を恐れないことである。


いまの若い人たちは私の時代と比べて
とても真面目である半面、大人しく、
リスクを背負って挑戦しようとしない。

つまり、失敗しない人が多いように思う。

私はいま、若い人たちが仕事で
失敗しても全く怒らない。


むしろ、

「もっと失敗しろ」

「それだけしか失敗しないのか。
 そういう人間は信用できない」

と発破を掛ける。

失敗してもいいから、
自分に嘘をつくことなく、
これだと信じたことを
一所懸命やり抜く。

その先に人間としての成長がある──。

これは50年以上にわたる
ビジネス人生を通じての実感である

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