西舘好子、古巣 馨、吉村光子、井上裕之、齋藤 孝、横尾将臣、米澤佐枝子……人生の悲愁と向き合う名言集

2023年7月1日発刊の『致知』8月号の特集テーマは「 悲愁を越えて」。本号の表紙を飾っていただいたのは、悲しみや苦しみの中から生まれた実話や生き方の信条を語っていただいた日本子守唄協会理事長・西舘好子さん、カトリック長崎大司教区司祭・古巣 馨さんです。

その他にも、2023年6月の「特集総リード」で紹介し、大きな話題を呼んだ100歳の『致知』読者・吉村光子さん、いのうえ歯科医院理事長・井上裕之さんなど、有名無名問わず各界で活躍する一流の方々にご登場いただいています。その注目の最新号より、人生で襲い来る悲しみを乗り越えるための珠玉の名言集を一気に公開。

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いまを生き切る名言集

・「浅草でかもじ職人をしていた父は、『死んだら手遅れだよ。生きているうちは全部間に合う』とよく言っていました。江戸っ子らしく貧乏も楽しんじゃえ、家がなくても雨風凌げりゃそれでいいんだという気風の、いかにも父らしい名言だと思います」(西舘好子/日本子守唄協会理事長)

・「加速する社会で取り残されないように、身体や気持ちだけが先に行ってしまい、心や魂がついていけなくなって、多くの子供や大人が望みなく、頼りなく、心細くさまよい始めています。だから、心や魂が追いつくまで、立ち止まり、座り込んで待つ必要があると思っています。身体と魂が一つになり自分を取り戻した時、人は自然に「よし!」と言って、立ち上がり歩き出すのです」(古巣 馨/カトリック長崎大司教区司祭)

・「悲愁をたくさん経験してきた分、人に優しくすること、『ありがとう』という感謝の気持ちを忘れないこと、困っている人がいたら率先して助けること、かといって出しゃばらず謙虚素直な心でいること、どんな艱難辛苦に遭っても悲観せず、上を向いて歩くこと。この5つを自分の人生の誓いとして心懸け、実践してきたつもりです」(吉村光子)

・「強く思うことは実現するという教えも、ただ思うだけでは形になりません。強く思ったことを実現するために、どれだけの情熱と準備、時間を傾け、自己投資を行ったか。その総和が強いエネルギーとなって人を動かし、現実を創るというのが私の実感です」(井上裕之/いのうえ歯科医院理事長)

・「一茶に学ぶべきことの一つは、自分の感情・エネルギーをぶつけ、昇華させる〝技〟を持つことです。『心が強い』『心が弱い』といった表現をよく耳にしますが、生まれつき心が強い人、弱い人がいるとは私は思いません。心の強い弱いの差は、その技を持っているか否か。たとえ笑われても60の手習い、70の手習いで何かを身につければよい。心を支えるのは心ではなく、自分で磨き上げた技なのです」(齋藤 孝/明治大学文学部教授)

・「大事なのは『ネガティブに浸り切る』ということです。
人間、いきなりポジティブにはなれません。しばらくは悶々としている(笑)。その中で一つでも、これだったら頑張れる、という対象を見つけて没頭すればいい。怪我をしてもコロナで困っていても、何かに没頭できれば、ネガティブにはなりません」(澤邊芳明/ワントゥーテン社長)

・「悩みがない人なんてこの世にいないよ。若い人には若い人なりに、年寄りは年寄りなりの悩みがある。それが人間だから。それを修業するために、人間はこの世に生まれてきた気がする」(米澤佐枝子/あなたと健康料理教室主任講師)

・「死を心配する人は今を生きていないんです。『明日こそ幸せになるぞ』と言って明日のことを考えてばかりいるうちに人生を終えてしまう。それよりも一日一日を完全燃焼し、『生死は仏様にお任せ』して『今、今日を精一杯生きる』ことを心がけることが心豊かに(知足の世界)生きることに通じるのです」(田畑正久/佐藤第二病院院長)

・「遺品整理の仕事に長く携わる中で皆さんに伝えたいのは、自分もいずれは死を迎える存在であるという死生観を持ち、いま生きていること、家族、友人、地域社会との繋がりが当たり前でないことに気づき、それに感謝してほしいということです。その感謝の思いを忘れず日々を生きていけば、人生の様々な悲愁を越えて、よりよい人生を実現していけると信じます」(横尾将臣/メモリーズ社長)

・「人生には様々な悲愁がありますけれども、それらを前向きに捉えて一所懸命生きていると、最後はすべてに感謝できる日が必ずくる」(髙江智和理/北海道光生舎理事長)

・「父の言葉で大きな影響を受けたのが、父の信条である『好信楽』です」(森田隼人/シャボン玉石けん社長)


★(本記事は月刊『致知』2023年8月号「悲愁を越えて」より一部抜粋・編集したものです)

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