創刊40周年記念出版『人生の法則』(限定3,000部)

人は何のために生きるのか。
私たちはどう生きるベきなのか――。
いま、生きる意味を問うすべての人に贈る。


月刊『致知』創刊40周年を記念して出版される『人生の法則』(藤尾秀昭・著)。特製箱付きの豪華製本、全400ページを超える本書には、『致知』17年分、204本(2001年11月号~2018年10月号)に及ぶ歴代の総リードを完全収録されています。

いつの時代にも問われる人間の生き方から、経営、マネジメント、リーダーシップの在り方、先哲の箴言、宇宙や生命の神秘に至るまで、人間学の精髄がこの一冊に集約されているとも言えるスペシャル版。

予約開始直後から大きな反響をいただいています。204篇収録される文章のうち、一篇をご紹介します。

「命の炎を燃やして生きる」

「足なし禅師」と呼ばれた禅僧がいた。小沢道雄師。大正九年生まれ。
幼年期、曹洞宗の専門道場で修行。二十歳で召集を受け満州へ。昭和二十年、二十五歳で敗戦。シベリアに抑留され強制労働。

だが、肩に受けた銃創が悪化し、役立たずは不要とばかり無蓋の貨車で牡丹江の旧日本陸軍病院に後送される。氷点下四、五十度の酷寒に夏服のままで、支給された食料は黒パン一個、飲み水もままならず、三日間を費やした行程で死者が続出した。小沢師は死こそ免れたが、両足が凍傷に冒された。膝から切断しなければ助からない。その手術の担当軍医は内科医で外科手術はそれが初めて。麻酔薬もない。メスを執った軍医がしばらく祈るように目を閉じた姿を見て、小沢師はこの軍医に切られるなら本望だと思い定めた。

想像を絶する激痛。歯がギリギリ噛み合い、全身がギシッと軋んで硬直した。すさまじい痛みは一か月余続いた。

八月に突然の帰国命令。

歩けない者は担架に担がれ、牡丹江からハルピン、奉天を経て胡廬島まで、五百キロを徒歩で行くことになった。だが、出発して三日目の朝、目を覚ますと周りには誰もいなかった。満州の荒野に置き去りにされたのだ。あらん限りの大声で叫んだ。折よく通りかかった北満から引き揚げ途中の開拓団に救われたのは、僥倖というほかはなかった。

崖っぷちを辿るようにして奇跡的に帰国した小沢師は、福岡で再手術を受け、故郷相模原の病院に送られた。母と弟が面会に来た。

「こんな体になって帰ってきました。
いっそのこと死のうと思いましたが、帰ってきました」

言うと、母は膝までの包帯に包まれた脚を撫で、小さく言った。

「よう帰ってきたなあ」

母と弟が帰ったあと、小沢師は毛布をかぶり、声を殺して泣いた。懊悩の日は続いた。気持ちはどうしても死に傾く。の果てに湧き上がってきた思いがあった。比べるから苦しむのだ。比べる元は二十七年前に生まれたことにある。二十七年前に生まれたことを止めて、今日生まれたことにしよう。両足切断の姿で今日生まれたのだ。

そうだ、本日たったいま誕生したのだ。

足がどんなに痛く、足がなく動けなくとも、痛いまんま、足がないまんま、動けないまんま、生まれてきたのだから、何も言うことなし。

本日ただいま誕生!

深い深い覚悟である。

一、微笑を絶やさない

一、人の話を素直に聞こう

一、親切にしよう

一、絶対に怒らない

小沢師はこの四つを心に決め、五十八年の生涯を貫いた。命の炎を燃やして生き抜いた足なし禅師の人生だった。

「主」という字の
「丶」はロウソクの炎。
「王」は台のこと。

自分のいる環境を照らして生きる人のことを、主という。
命の炎を燃やして生きるとは、自分が自分の人生の主人公となって生きることである。

『人生の法則』3つの魅力

【1】総リードをそのままに再現!

「『致知』掲載時のままの形で総リードを読みたい」という愛読者の多くのご要望から生まれた本書。判型も『致知』本誌と同じB5判です。

【2】豪華装幀の永久保存版!

特製箱付き。高級感があり、座右の書となる一冊です。

【3】17年分、204本を完全収録!

(2001年11月号から、2018年10月号までを網羅)

『致知』創刊40周年記念出版
『人生の法則』~『致知』総リード特別篇~
(藤尾秀昭・著)
定価=本体10,000円+税

【限定3,000部/ 致知オンラインショップで予約受付中】

詳しくは特設ページをご覧ください

………………………………

・9月中旬以降の発送となります。
・仕様は若干、変更になることがございます。

『致知』には毎号、あなたの人間力を高める記事が掲載されています。
まだお読みでない方は、こちらからお申し込みください。

※お気軽に 1年購読 10,300円(1冊あたり858円/税・送料込み)
※おトクな3年購読 27,800円(1冊あたり772円/税・送料込み)

人間学の月刊誌 致知とは

人間力・仕事力を高める記事をメルマガで受け取る

その他のメルマガご案内はこちら