人生の成功哲学


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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.7.28


日本の文化・おもてなしを
体験できると人気の道頓堀ホテル。

稼働率約95㌫を誇るホテルを
つくりあげた橋本明元さんが語る
「人生の成功哲学」とは。

────────[今日の注目の人]───

★ 人生の成功哲学 ★

橋本 明元(王宮 道頓堀ホテル専務)

※『致知』2016年8月号【最新号】
※特集「思いを伝承する」P48

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このシャングリ・ラ時代の
3年間の経験が私の土台を
つくったと思っています。

私は中国にいる時も『致知』をはじめ、
森信三先生の本や様々な
経営書を随分読んで、人生の成功哲学とは
何だろうとずっと考えていました。

その答えがシャングリ・ラで
働いている時に分かったんですよ。

それは「謙虚」ということでした。

というのも、シャングリ・ラには
VIPのお客様が多く泊まられますので、
私もそういう方をロビーでお出迎えし、
お部屋までご案内したことが何度もあります。


ユニクロの柳井正さんもそのお一人でした。


私が名刺を渡しても普通そういう
VIPの方は名刺をくれないのに、
「柳井と申します」と。

で、部屋までお連れしたら、

「橋本君、こんな広い部屋
 じゃなくていいのに」

っておっしゃるんですよ。

ものすごい人格者だなと身を以て感じました。


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他にも東レの榊原定征さんや
トヨタの奥田碩さんなど、
錚々たる経営者にお会いしましたけど、
皆さん実に謙虚な方でした。

ああ、俺もこういう人に
なりたいなって思いましたね。


それ以後、自分の部屋に「謙虚」と
墨書した篇額を飾っていまして、
毎朝、「きょうも謙虚でいられますように」
と額の前で唱え、夜帰ると、
「一日謙虚でいられたか」と
自らの言動を反省しています。


──常に謙虚を羅針盤とされて。


その一方で、傲慢な人にも
たくさん出会いました。

ある時、深夜零時にお客様から
電話が掛かってきて、
「いますぐ来い!」って
いきなり怒鳴られたんです。

それで急いで部屋に行くと、
ちょうど客室の真下にバーがあって、
音楽がうるさくて寝られないと。


確かにこちらが悪かったので、
私は謝って
「部屋を変えさせていただきます」
と言ったんですけど、
その方は受け入れませんでした。

「どう責任取るんだ」とずっと私に説教して、
最後に「土下座しろ」と言われたんです。

私は土下座くらいだったら
全然いいと思って、土下座しました。


そうしたら……



※「謙虚」の二文字を胸に
 一度は経営不振陥ったホテルを
 どのように再建していったのか。
 続きは本誌でお楽しみください!

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