3 月号ピックアップ記事 /二十代をどう生きるか
流汗悟道 川田達男(セーレン会長兼CEO)

福井県を拠点に染色業として創業し137年、衣料分野に留まらず非衣料・非繊維の多彩な領域で事業を展開する東証プライム上場企業のセーレン。かつて繊維業界の衰退と共に落日の運命を辿りつつあった同社の経営のバトンを託され、絶えざる挑戦と変革で大きな躍進へと導いてきたのが、川田達男氏である。しかし、20代は左遷の連続で辛酸を嘗める日々だった。氏はいかにして不遇の人生を切り拓いてきたのだろうか。
流汗悟道——汗を流さず、行動せずに道は決して拓けない。夢や希望を語り、汗を流して果敢に挑戦することで自分の可能性を広げることができるということです
川田達男
セーレン会長兼CEO
20代をどう生きたらいいのか。長年愛読する『致知』から取材を依頼され考えてみましたが、我が人生の80%は20代の10年間で決まったように思います。20代で得た学びや経験したことの一つひとつがいまの私を形づくっていると実感しています。
福井県で生まれ育ち、中学校卒業後は地元の進学校に入学しました。所属する野球部では、2年生で退部して大学受験に備えるのが一般的でしたが、幸か不幸か、私たちの世代は甲子園出場も期待されるほどの強いチームでした。
私は1年生からレギュラーでしたので、校長先生の説得を受けて2年で辞めることができませんでした。その後福井代表に選ばれたものの、当時甲子園に出場できるのは北陸三県から一校のみ。最終的には北陸大会で敗れ、甲子園への夢は破れました。さらに高校生活を野球一筋で過ごしたことが仇となり、第一志望大学への切符も逃してしまったのです。……(続きは本誌にて)
~本記事の内容~
◇人生の80%は20代で決まる
◇汗を流さずに道は拓けない
◇原点となった5年半の工場勤務
◇度重なる左遷を糧にして
◇人生に正しいも間違いもない
プロフィール
川田達男
かわだ・たつお――昭和15年福井県生まれ。37年明治大学経営学部卒業後、福井精練加工(現・セーレン)入社。56年取締役(製品営業部門副担当兼製品営業部長)、60年常務取締役を経て、62年社長就任。平成17年カネボウを買収し、2年で黒字化を果たす。23年より現職。
編集後記
30年以上に及ぶ『致知』愛読でもある川田さんは、海外出張のお忙しい最中にも取材資料を作成くださるなど、入念な準備をして弊誌の取材に応じてくださいました。「人生の80%は20代の10年間で決まる」「『人間万事塞翁が馬』という諺のように、人生に無駄な経験など何一つない」。絶えず挑戦を続けてきた川田さんの実感の籠った言葉の数々から、人生・仕事を発展させる要諦が見えてきます。

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