12 月号ピックアップ記事 /私の座右銘
前進あるのみ 小笠原 浩(安川電機会長)

各界を代表する企業、機関、団体を牽引してきたリーダーに、人生観・仕事観を形成した体験や、貫いてきた信条を披歴いただく連載「私の座右銘」。
今回ご登場いただいたのは、福岡県北九州市に本社を構える産業用ロボットのグローバル企業・安川電機の会長を務める小笠原浩氏です。小笠原氏は2016年の社長就任以降、自ら旗振り役を担い、同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してきました。若手時代の経験で培われた自身の座右の銘を交え、経営者としての信念に迫ります。
データを世界の共通言語に
小笠原 浩
安川電機会長
福岡県北九州市に本社を構える安川電機は、今年創業110年の節目を迎えました。経営理念「事業の遂行を通じて広く社会の発展、人類の福祉に貢献する」に則り、炭坑用電機品の受注生産から電動機(モータ)の開発、システムエンジニアリング、メカトロニクス、産業用ロボットまで、都度業態を変えながら時代の主力産業を支えてきました。現在では世界30か国にビジネス拠点を擁し、連結売上高は5,377億円を計上、産業用ロボットなど3つの主要事業で世界シェアトップクラスを誇っています。
九州工業大学情報工学科を卒業した私が当社に入社したのは、1979年でした。当時は大不況を脱して間もなく、就職市場も冷え切っていた中、求人欄で偶然見つけた子会社の安川情報システム(現・YEデジタル)を受けました。しかしながら、ひょんなことから親会社の安川電機の採用となり、ソフトウエア開発を手掛ける計算機制御設計課に配属されたのです。
 ・
 ・
 ・
~本記事の内容~
◇筋道を立てて前進すれば物事は必ず成就する
◇データを世界の共通言語に データが見えれば人は動く
プロフィール
小笠原 浩
おがさわら・ひろし――昭和30年愛媛県生まれ。54年九州工業大学情報工学科卒業後、安川電機製作所(現・安川電機)入社。主にソフトウエア開発畑を歩み、平成18年取締役、25年取締役常務執行役員、27年専務執行役員を経て、28年社長に就任。令和4年会長兼社長、5年より現職。
編集後記
9月5日(金)、安川電機の東京支社を訪ねると、小笠原さんは笑顔で迎えてくださいました。イキイキとした語り口調でざっくばらんにご自身の歩みを振り返っていただきました。大企業の看板に臆せず、果敢に挑戦を重ねる小笠原さんの実践から、道なき道を切り拓く要諦を感じ取ることができました。

特集
ピックアップ記事
- 
                        
                            対談 節を越え、人も会社も成長する 小路明善(アサヒグループホールディングス会長) 渡邊直人(王将フードサービス社長) 
- 
                        
                            対談 喜びも悲しみも、すべてを人生のギフトに 大山峻護(元総合格闘家) 官野一彦(パラサイクリング選手) 
- 
                        
                            対談 人生の悲愁を越え命を見つめて生きる 鈴木秀子(文学博士) 本郷由美子(グリーフパートナー歩み代表) 
- 
                        
                            エッセイ 塙保己一の生き方が教えるもの 堺 正一(埼玉県立盲学校(現・塙保己一学園)元校長) 
- 
                        
                            インタビュー 私の人生は涙と共にある 小巻亜矢(サンリオエンターテイメント社長/サンリオピューロランド館長) 
- 
                        
                            インタビュー 人生に無駄なことは何一つない——薬物依存症の母との40年の闘いが導いたプリズンドクターの道 おおたわ史絵 (総合内科専門医/法務省矯正局医師) 
- 
                        
                            インタビュー 我が町に希望の光を点し続けて 本谷一知(もとや庄治商店社長) 
- 
                        
                            エッセイ いまを 輝かせて生きる——8歳で旅立った愛娘が教えてくれたこと 結星蓉子(カウンセラー・コーチ) 
- 
                        
                            対談 日本再生への祈り 後藤俊彦(高千穂神社宮司) 葛城奈海(ジャーナリスト) 
好評連載
バックナンバーについて
 
      バックナンバーは、定期購読をご契約の方のみ
1冊からお求めいただけます
過去の「致知」の記事をお求めの方は、定期購読のお申込みをお願いいたします。1年間の定期購読をお申込みの後、バックナンバーのお申込み方法をご案内させていただきます。なおバックナンバーは在庫分のみの販売となります。
定期購読のお申込み
『致知』は書店ではお求めになれません。
電話でのお申込み
03-3796-2111 (代表)
受付時間 : 9:00~17:30(平日)
お支払い方法 : 振込用紙・クレジットカード


 
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                            





